ジェラルドのゲーム (文春文庫 キ 2-21)

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  • Amazon.co.jp ・本 (510ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167661175

感想・レビュー・書評

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  • 夫のジェラルドの性的嗜好であるプレイに、ゲームだと言って付き合わされ、山の中の別荘でベッドに手錠で繋がれたジェシーの目の前で、ジェラルドは心臓麻痺で死ぬ。誰も助けに来ない状況下でジェシーの恐怖は最高潮に…。これだけの話である。ベッドから見える状況と脳内の想像、記憶。それだけのネタでここまで書いてしまうのは凄い。面白いとは言わないが最後まで読ませちゃうあたりはさすがキング。

  • 長い。ことは、まぁ、先刻承知なんだけれども、にしてもレーナードのFREEBIRD並に終わらない。妄想の自家中毒。それがキングの持ち味であることは分ちゃあいるのたが、それにしてもくどい。

  • ※Netflixで観た実写版についてですすみません

    痛さ描写がうぎゃーーー!!!

    過去を乗り越えるにはこれほどまでの痛みを伴う!まじで!と言わんばかりの演出(じっくり長め)に分かったから分かったからと思い出しては監督に首を垂れる始末。

    シミズ記憶史上痛い演出ベスト3が更新されました(ランク同位で)↓
    『SAW4』髪の毛引きちぎり
    『グリーンルーム』腕ぷらっぷら
    『ジェラルドのゲーム』もはやオイル代わりになってるのか定かでない皮ごと手錠抜け

  • 登場人物が少なく、場面転換がないのでどうしても内面的な話になってしまう。
    そのため、心理描写の多い前半はかなり読みづらかった。
    最後のほうは面白く読めたが、はたして読み終わってみると、とってつけた感が漂った。
    父親の話は必要?
    最後の場面は必要?

  • 高校時代に読んだ本を久しぶりに読み直したら改めて良かったです。

    静かな森の湖畔のコテージにて、旦那のジェラルドがちょっとした試み(ゲーム)でジェシーの両腕をベットポストに二つの手錠で繋いで、そのまんま心臓発作を起こして死んでしまいました。ベットのそばでは旦那が死んでいます。ジェシーは両腕バンザイ状態でベットから動くことができません。旦那の匂いを嗅ぎつけて登場する野犬!暗闇の中の不気味な来訪者!乾く喉!痛む体!!…さて、どうしましょう。

    主人公はジェラルドではなくジェシーです。一言で表せば「両腕をベットに拘束されたまま一人で山中に放置されたら」というだけの話なのですが、恐怖の中に、男女差、家族のあり方、生きるとは、といった色んなテーマを内包しています。とにかく怖くてガンガン読み進められる、さすがキング。

    『ドロレス・クレイボーン』という小説と表裏一体になっています。

  • 一体どうなってしまうのか??と主人公ジェシーの行く末をハラハラしながら読みました。

    閑散期の別荘地。夫と二人で訪れるジェシー。夫のSMプレイにつき合わされ、両手を広げた姿勢で、手錠でベッドに拘束されてしまう。しかし夫は突然の心臓発作に見舞われ息絶える。鍵は足元のずっと先のチェストの上。
    どうするジェシー!っていうストーリー。

    物語の舞台がベッドの上だけ!というのに500ページも費やせるキング、恐るべし。
    読んでいるオイラもヒヤヒヤしながら、のどの渇きまで覚える始末。心理描写が巧みで最後まで引っ張る度量はさすが巨匠ですね。

    痛いの苦手な人は、お控えください。

  • 超ウルトラスーパー退屈な本でした。(苦笑)
    Sキングの映画は何本も観たことあるけど、本は読んだの初めてだったわ。
    こんなにBoringだったのとは。。。。
    この本だけがBoringなのか、この人の作品みんながBoringなのかわからないけど。。。

    これだけの内容で500ページ。って言うのは長すぎよ。
    しかも、話がコロコロかわってさっぱり分からん。
    所詮は、ジェシーの独り言なんだけど、こういう本の書き方は読者を混乱させると思うのよ。
    S・キングの文才がないのか、訳し方が悪いのか全く本の世界に入り込めなかったわ。
    ただ、こんな単純な内容で500ページも書いた、ってことには脱帽だけどね。
    選択ミスの本でした。

  • スティーブンキングではじめてページが重かった。やむなく途中で飛ばし読み大筋だけなら短編。こんな長くするのは1文字いくらといわれるあちらさんの原稿料のせい?いやいや短編こそこの先生素晴らしいから意図あっての事でしょう。とにかく退屈。得るもの無し。

  • 特異な状況下。拘束された状態で独りぼっちになってしまった女が、そこから脱出を試みる話。不安な気持ちと緊張感を持って読み進めることになる作品です。

  • SMプレイをしているうちに、夫死亡→残された妻はベッドから動けない→そこに野犬やお化け?が来る。キングにしては駄作な気もする。あと、クージョといいこの本といい、キングって犬嫌いなのかな?と思った。

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著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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