質問する力 (文春文庫)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167679354

感想・レビュー・書評

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  • 『どんな問題もテレビや新聞記者報道の単純化した図式から一歩つっこんだ質問をして、総合的、客観的な判断を自分の責任のもとでしていくことが必要』というのが本書の趣旨。さすが大前さん。読めば元気がでてきます。

  • 卒業!!!
    完璧にモノにしました。

  • 2005年の少し古い本だけれど、大前研一氏の視点にはいつも感心。
    国やマスコミの言うことの前提を「本当かな?」と疑ってみる、本質を考えてみることの重要性を事例と自説を交えて書いている。でも、あまり方法論が書いている訳ではない。

  • 2005年当時のものであり、やや時代が古い内容であった。自己啓発的な本ではなく、著書の問題提起とその考えに終始しているもので退屈。

  • 「日本人には質問力が足りない」
    本書はまさにそのことを言っているのではないか、と感じてしまう。本書は今から9年前に出版されてものであるが、現在でも「質問力」についての本が乱舞しているが、そのはしりという位置付けと呼ばれるような一冊と言える。ビジネスもさることながら、昨今の政治事情についても通用するような「質問力」ここにあり、と言える一冊である。

  • 「社員質問会なのになぜ質問しない人がいるんだろう」と最近就職活動中に思っていた。せっかく少人数で話をたくさん聞ける機会なのに、なぜ1時間も黙っているのだろうと思っていた。
    恐らくそれは「質問が思い浮かばないのではないか」と思う。

    この本で述べられていることの趣旨もここにあるのではないか、と思う。
    そもそも質問をする習慣がなく、むしろしない方が面倒くさがられずに済むから黙っている。という印象を受ける。
    そこにはやはり「考える力」が欠如しているように思われる。
    聞いたことが全て正解と思っているから、なんの疑問を持つことも無く「本当に質問がない」のだと思う。


    僕はゼミで嫌というほど教授や他のゼミ生から質問にあうし、逆に質問もとてもたくさんする。
    質問に答えても変な回答だったら更に突っ込んで話を聞かれるし、根拠もないと更に突っ込まれる。
    その習慣があるせいか、就活中もその場で質問も思いつくし、なるべく一問一答にならないように心がけている。

  • 本質を見抜く力を高めるためのスキルとして、質問する力こそが人生やビジネスにとって最大の武器だと説きます。ご自身がマッキンゼーに勤めていた頃の、「質問ができないと生きていけなかった」という切実な経験から質問力の重要性をひしひしと感じ取れる。

    何が問題なのかすらはっきりしない現実において、質問を繰り返すことによって問題の所在を明らかにし、正しい答えをただひたすら自分の頭で考えて突き詰めていくしかない。
    「質問せよ、さらば開かれん」!

  • 今まで記憶とパターンと直感で全てを乗り切ってきた、私にとって。

    この質問をする力という本は、新たな視点をもたらした。

    答えが見えない激動の時代を生きていくにあたって、自分は今後どうやってこの時代を乗り切っていくのか?どういう手段で乗り切るのか?乗り切るためにはどうすればいいのか?など質問をあびせ、深く掘り下げ本質というものを見つけていきたい。

    そもそもなぜこの本を読もうと思ったのか?

    なぜレビューを書いているのか?

    このように日常レベルに質問する力というのを落とし込みたい

  • 自分の頭で考え、疑問点があれば、とことん追及し、自分で納得してから決断をする。
    常識を疑う。
    他人の模倣ではなく、道なき道を見つける。それは質問によって、前提条件を疑い、問題点を摘出し、その解決策を自分で考える。
    ドライな目で情を入れないこと。日本人には慣行や集団の意見を採用させることが多い。
    日銀の株価の低迷に対して、テコ入れの話。
    質問 株式会社が落ち込むと誰が不味いのか?
    日本人の資産の中には株は殆ど組み込まれていない。
    日本人がなぜ質問しないのか?
    明治維新以来、日本の目的は欧米に追い付くことであった。欧米のものを真似る必要から教わったことを記憶し、それを再現することが求められてきた。先生が黒板に書くことをそのままノートに写して、あんきするような教育を行ってきた。
    言葉は表現するための道具。
    様々な状況を仮定し、追い込まれたときに自分ならそれをどう切り抜けるかと考えることが思考の訓練。

  • 本質を見抜く為に質問と自分で調べることが必要。仕事でも何でも、人生に於いては本質は何であるかを察知し、その方向に順応するのが、うまく生きるということなんだろう。

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著者プロフィール

1943年、福岡県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号を、マサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科で博士号を取得。(株)日立製作所原子力開発部技師を経て、1972年、マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。 以来ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を務める。現在はビジネス・ブレークスルー大学学長を務めるとともに、世界の大企業やアジア・太平洋における国家レベルのアドバイザーとして活躍のかたわら、グローバルな視点と大胆な発想で、活発な提言を行っている。

「2018年 『勝ち組企業の「ビジネスモデル」大全 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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