- Amazon.co.jp ・本 (554ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167705497
感想・レビュー・書評
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#bookoff
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とことん復讐だ。やられっぱなしで泣き寝入りなどできるかー!と、思ってはみるものの。大抵は泣き寝入りである。それが現実ってやつである。
ので、大変に胸がすくのだ。 -
設定はいいが内容がつまんない。
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266pまで読了。から2度目貸出しで読了
・痔を患うヤマネコのような声をあげながら、p118
・漂白剤を飲んだような唸り声をあげていた p163
・フェンニタルの貼り薬は一枚また一枚と効果を失っていく p202
・エミネムの記事が出ていた。若くして金と名声を勝ち取り、女にモテモテなのに悩みは尽きないらしい。
よかった。
展開がむっちゃスピーディ。
名物キャラのスキンク爺さんにも会えたし満足。ほかにも変なキャラ満載。蛇愛好家のローゼンバーグ警部とかね。でも一番好きなキャラは尻に銃弾が入ったままの毛むくじゃら猿人オトゥールと介護ホームの毅然とした貴婦人ポーリーン婆ちゃん。この二人の関係がすごくいいんだよなあ。
比喩もさえてる「食道を飲み込んだカラス片が通るような不快感」とか。
間抜けなチャズと悪徳農園主の最後はもう最高です。 -
2008年版このミス海外部門2位。
ミステリィというと推理物を想像しがちですが、
本作は当てはまりません。
事件は一番最初に起こるし、犯人もわかる。
で、動機も早い段階でわかる。
じゃあ、何が面白いのかと言うと、殺されたはずの奥さんは
実は生きていて、殺そうとしたダンナに復讐を試みるのです。
復讐、というとドロドロな感じがしますが
読んでて感じるのは、むしろ爽快感。
ふ~ん、こういうところが2位な理由なのかな。
何か読みたいんだけど、推理で頭を使いたいと言うほどでは・・・
と言う時に読むのをオススメできる作品です! -
夫に殺されかけた妻が九死に一生を得て復讐するという、とってもシンプルなストーリー。登場人物のキャラが立っており、展開だけ見るとスピード感があるはずなのだが、なぜかまどろっこしく感じるのは、翻訳小説だからだろうか。もう少しスリムにして分量を減らせば、もっと面白く、夢中になって読めそうな気がするのだが。
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結婚記念日を祝って夫と出かけた船旅の途上で、
夜の海に突き落とされた女、ジョーイ。
突き落としたのは他の誰でもない、彼女の夫であるチャズ。
必死に泳いで九死に一生を得た彼女は、
自分を助けてくれた元検察局捜査官のミックと協力して、
自分を殺そうとした夫への復讐を行うことを決めた。
生き延びたことを隠しておき、死んだと思わせておいて、
徹底的に意地悪な仕返しをしてこらしめてやる!
ハイアセンの第11長編。
原題「Skinny Dip」。
2008年度「このミステリーがすごい!」海外篇第2位の作品。
「このミス」で上位にランクインしていたので読んでみた。
それまではハイアセンの名前すら知らなかったのだが、
こんな面白い作家を今まで見逃していたのかと悔しくなった。
あらすじは上記のとおりで、テーマは「復讐」。
「復讐」と聞くと非常にどろどろしたイメージを受けるが、
この作品には全体を通して最高に愉快な雰囲気が流れている。
まず登場人物がみんな個性的で面白い。
主人公のジョーイやそのパートナーとなるミックはもちろん、
復讐の標的であるチャズは心底ダメ人間すぎて苦笑を誘うし、
チャズの用心棒・トゥールは乱暴で粗暴な巨人なのだが
ホスピスで出会った老女にほだされていく様子が微笑ましい。
その他にも、捜査にあたる刑事や、チャズの愛人、
チャズを雇っている悪徳農園主、ジョーイの兄など、
個性的な人物が多く登場し、物語をにぎやかにしてくれる。
どの人物も、決してふざけているわけではなく、
その人なりに真剣に生きているのだが、
彼らにまつわるエピソードはどことなくとぼけたものが多く、
そのせいで独特のおかしさが常に漂っている。
また、そうしたコミカルなストーリーの中には、
フロリダの豊かな自然が破壊されていることに対しての
冷静で真摯な批判も巧みに織り交ぜられている。
最高に冴えたアイロニーとユーモアが利いた絶品のストーリーに
ついついページを繰る手が止まらなくなってしまう。
楽しくて気持ちのいい読書をしたい方には絶対オススメ。 -
女なら、明るく楽しく周到に復讐しなくちゃ後々の人生楽しめないだろうが!てことよね。安全パイも用意しつつね。
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変人キャラ満載の怒涛の
コージーサスペンス
下品なんだけど
大笑いしながら読み終えてしまう。
大男がいい人になっていく過程が一条の清涼剤(?)。
陳腐だけど感動を覚える。
児玉清が原書で読む作家さん -
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