株価暴落 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167728014

感想・レビュー・書評

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  • プロットは面白く犯人も読みにくい。推理小説としては良くできているスジ。
    でも、企業小説の側面があり、銀行の審査部vs企画部が前面に出てくる。
    犯罪部分がおまけ的で都合良すぎる感じがした。

  • そろそろ宝くじ当らんかなw

    ってな事で、池井戸潤の『株価暴落』

    全くもって熱いバンカーのお話w

    債権、融資、経営、憎悪、怨み、爆破、裏切り、捜査、正義、濡れ衣、信頼、空売り、偽装、逮捕、等々エンターテインメント性ありありな内容でした♪

    2017年20冊目

  • エンタメとして純粋に面白かった。ひとつだけ気になったのは、「純粋に悪い人/敵」としての人物を便利に登場させすぎてしまっているように感じたこと。明確な犯罪やコンプライアンス違反を犯すには、かなり強い動機や思い切りが必要な人が多いのでは?

  • 銀行の内部の話が面白い

  • 信用取引FXはよーやらん

  • 池井戸さんらしい爽快な痛快な展開でとても読みやすかった。

  • 巨大スーパー、一風堂で起きた爆破事件をきっかけに一風堂の株価は暴落する。犯人探しのミステリーかと思いきや、企業テロにいたる複雑な背景が描かれた、二重にも三重にもハラハラするストーリー。

    容疑者とされる犬鳴黄や彼を追い落とそうとする友人、ノブオ、さらにはノブオと裏で繋がりのある刑事、滝田の同行にハラハラしながら読み進めると、真の犯人はなんと滝田だった。
    また、犯人探しと並行して、一風堂に巨額融資をしている白水銀行内での追加融資する派としない派の攻防など、シビアな駆け引きも描かれていて、最後にそこに企業テロの動機が潜んでいたことが判明する。
    どの世界でも長年の不満などにより人間性を歪めてしまうことがあり、そこから犯罪が生まれる可能性があるんだということを思い知らされた作品だった。

  • 、事件に関わる人物とその心情が分かりやすく読みやすい
    、銀行のあるべき姿がどういうものかわかった
    、銀行員と爆破事件は一見関係ないように思われるが、読んでいくうちに謎が解き明かされていく爽快感が面白い

  • 一風堂担当板東が爆破事件に紛れながら正しい与信判断で一風堂の支援打ち切りを、二戸に対して通していく。事件解決と、二戸の不正を暴いて、正しい未来へと導く

  • 企業テロ事件を巡り、銀行の内部抗争や大企業経営陣の腐敗した実態などが絡み合い、サスペンス要素が他の池井戸作品と比べ一段と濃いためハラハラしながら展開を追いました。
    そしてもうこれまでかと思うどん底からの大逆転な結末。今回も痛快な気分で読了させてもらいました!

著者プロフィール

1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞を、11年『下町ロケット』で第145回直木賞を、’20年に第2回野間出版文化賞を受賞。主な作品に、「半沢直樹」シリーズ(『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』『アルルカンと道化師』)、「下町ロケット」シリーズ(『下町ロケット』『ガウディ計画』『ゴースト』『ヤタガラス』)、『空飛ぶタイヤ』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』『民王』『民王 シベリアの陰謀』『不祥事』『花咲舞が黙ってない』『ルーズヴェルト・ゲーム』『シャイロックの子供たち』『ノーサイド・ゲーム』『ハヤブサ消防団』などがある。

「2023年 『新装版 BT’63(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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