完全黙秘 (文春文庫 は 41-1 警視庁公安部・青山望)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (411ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167818012

感想・レビュー・書評

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  • 同じ教場で学んだ同期は誰もが優秀で、互いに認めあっている。
    財務大臣がパーティーの席上で刺殺された事件では、犯人はすぐに捕まったが完全黙秘。
    身元不明のまま起訴されることに。
    この事件を発端に、捜査を進める公安警部の青山を筆頭に、同期がそれぞれの部署で仕事に望む。
    警察内での足の引っ張りあいはなく、協力体制が取られる形で事件が解決していく。
    そういうところは面白かったが、警察内の登場部署も多く、政界、暴力団、芸能界と幅広く登場するため、登場人物が多くて読むのが大変だった…

    2023.11.12

  • 淡々とした感じ。泥臭い刑事の話ではない。
    読了60分

  • 警察組織について詳しく知りたくて手に取った本。
    主人公であるはずの青山望はほとんど出てこず、基本的に事件の背景や人間関係の説明が多く、読んでいて迷子になった。事件の手口や警察内の上下関係についての記述は面白かったが、小説としては物足りなく感じた。
    次巻の伏線のための紹介、と考えるべきなのか?

  • 小説なのか?

  • 財務大臣が刺殺された。犯人は完全黙秘。身元不明のまま起訴される。特命の極秘捜査にあたる警視庁公安部警部・青山望が突き当たったのは、政治家と暴力団、芸能界が絡み合う壮大な「戦後の闇」だった。

  • 隠蔽捜査シリーズ第一弾。

    隠蔽捜査
    果断 隠蔽捜査2
    疑心 隠蔽捜査3
    初陣 隠蔽捜査3.5
    転迷 隠蔽捜査4
    宰領 隠蔽捜査5
    自覚 隠蔽捜査5.5
    去就 隠蔽捜査6

  • 警視庁のノンキャリ4人組が主人公な刑事物。でっかいヤクザ組織をぶっ潰す話で、それはそれで面白かったのだが、とにかく警察内部の組織情報をこれでもかと盛り込んだ説明ちっくな文章が延々と続き、ストーリー的にも捻りがどこにもないというか、起承転結の特に転が無いのっぺりとした進め方に読んでてプロっぽくないなぁ、と思っていたら案の定筆者は元公安部の刑事さんとやらでした。さもありなん。

  • 福岡で開催された政治パーティーの会場で現職の財務大臣が刺殺された。
    犯人はその場で逮捕されたが、取り調べに対して完全黙秘を通していた。氏名も明かさず、身元不明のまま起訴される。
    福岡県警の懸命の捜査にもかかわらず、犯人の素性すらわからない。
    匿名の極秘捜査を行う警視庁公安部青山警部は独自捜査をしていく中で、以前、逮捕され、黙秘を貫いて刑期を終了した「蒲田1号」に興味を示す。
    公安独自の調査により、政治家、暴力団、芸能会が複雑に絡み合う犯罪の実態が次第に明らかになる。

    濱嘉之の犯罪小説は、事件の背後が複雑すぎて、少し読んでいて疲れます。

  • 同期の仲間の絆。

  • 110927

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著者プロフィール

1957年、福岡県生まれ。中央大学法学部法律学科卒業後、警視庁入庁。警備部警備第一課、公安部公安総務課、警察庁警備局警備企画課、内閣官房内閣情報調査室、再び公安部公安総務課を経て、生活安全部少年事件課に勤務。警視総監賞、警察庁警備局長賞など受賞多数。2004年、警視庁警視で辞職。衆議院議員政策担当秘書を経て、2007年『警視庁情報官』で作家デビュー。主な著書に「警視庁情報官」「ヒトイチ 警視庁人事一課監察係」「院内刑事」シリーズ(以上、講談社文庫)、「警視庁公安部・青山望」「警視庁公安部・片野坂彰」シリーズ(文春文庫)など。現在は危機管理コンサルティングに従事するかたわら、TVや紙誌などでコメンテーターとしても活躍中。

「2022年 『プライド 警官の宿命』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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