完全黙秘 (文春文庫 は 41-1 警視庁公安部・青山望)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 66
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  • Amazon.co.jp ・本 (411ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167818012

感想・レビュー・書評

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  • 一冊の本の中に、政治、暴力団、芸能やビジネスが絡み合っていて、
    なんか難しい。
    前のページを読み返したりした。(普段はあまり読み返さない)

  • エリート意識丸出しで、嫌気がさした。
    エリート以外に、キャラ要素もなく、残念な感じ。
    元警官が書いているだけに、リアルはリアル。が、あまりにリアルすぎて、何の山もなく終わってもうた。

  • (要チラ見!)/文庫

  • 読みやすい
    警視庁情報官と同じ感じ

  • 警視庁公安部・青山望シリーズ1作目。公安部の青山以下、他3人の同期たちと連携しながら、壮大な闇社会の黒幕たちを追い詰めていく。

    同期の4人組がとにかくスーパーマン。読んでいて安心感はあるし、悪を追い詰める爽快感はあるものの、キャラクターとしてのリアリティーは薄い気も。対して、事件そのものの背景はこれでもかと現実のモノに準えられていて、読んでいる此方がここまで書いていいのかドキドキしちゃいそう。主に前半の警察組織の階級社会の説明云々は、読むのに多少疲れるが、警察小説好きな私としてはまあ参考にはなったような。

  • インテリジェンス警察小説。公安・組対等の捜査テクニックがフィクションという体でありながらリアルにかつ丁寧に紹介されている。
    ストーリー性を求める読み方をすると物足りないかもしれないが、警察とはどういう仕事をするのかということに関して興味が持てれば面白い作品である。

  • 青山望が中心となりながら、同期の活躍も目立つ。
    大和田、藤中、龍たちの 連繋で 『悪』を追い詰める。
    2011年9月2日の作品で、舞台は民主党が政権をとった時期となる。
    政界汚職のほうが2012年3月9日 なので 後の作品になる。
    どうも 黒田警視と青山警視が だぶって 来る。
    同じようなキャラクターであるが、・・・

    青山望は チャンスに恵まれている。
    ネットワークのよさが なんともいえない魅力。
    福岡で 財務大臣が目の前で刺殺される。
    その犯人は 完全黙秘を貫く。
    青山望は 完全黙秘だった 蒲田1号 の情報から、
    顔の整形、そして 指紋さえも 整形してしまうことに、興味を持つ。
    そしてその犯人と掌紋が 55%一致したのだ。 

    その犯人と接触していたのが 東山会 宮坂だった。
    次々に 公安の手法で 相関図が 明らかにされていく。
    このつながりを明らかにしながら 東山会を一網打尽とする。
    そのテンポが いいが、登場人物が 多すぎる。

  • 保有状況:譲渡&購入日:41021&購入金額:690

  • 青森県五所川原でお会いした「すこっぷ三味線」という芸の家元から頂いた本。なんとその家元が登場しているミステリーなのです。近々ドラマ化されるとのことで、家元の出演する箇所の収録も完了しているとか。トリックの種は知ってしまいましたが、どんな風に映像化されるのか楽しみ。
    いわゆるトラベルミステリーものにしては、取り上げるテーマも現代ならではの社会派。細部がやや駆け足で、謎解きのポイントとなる事柄にたどり着く過程や周辺人物の描写、ご当地の様子などなど、もっと詳しく知りたくなってしまう箇所は多々あるけれど、スピード感がある方が良い、という面もあるのかも。
    久々のミステリー、面白かった。

  • 警視庁公安部シリーズ第一弾。『完全黙秘』する現役大臣刺殺実行犯。そこから広がる暴力団、政治家、芸能界、宗教団体の裏社会。巻頭に警視庁組織図が掲載されていますが、これだけの組織がそれぞれの捜査のエキスパートと情報を駆使して実態が明らかになっていく展開はわくわくします。

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著者プロフィール

1957年、福岡県生まれ。中央大学法学部法律学科卒業後、警視庁入庁。警備部警備第一課、公安部公安総務課、警察庁警備局警備企画課、内閣官房内閣情報調査室、再び公安部公安総務課を経て、生活安全部少年事件課に勤務。警視総監賞、警察庁警備局長賞など受賞多数。2004年、警視庁警視で辞職。衆議院議員政策担当秘書を経て、2007年『警視庁情報官』で作家デビュー。主な著書に「警視庁情報官」「ヒトイチ 警視庁人事一課監察係」「院内刑事」シリーズ(以上、講談社文庫)、「警視庁公安部・青山望」「警視庁公安部・片野坂彰」シリーズ(文春文庫)など。現在は危機管理コンサルティングに従事するかたわら、TVや紙誌などでコメンテーターとしても活躍中。

「2022年 『プライド 警官の宿命』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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