悪の教典 上 (文春文庫 き 35-1)

著者 : 貴志祐介

• 文藝春秋 (2012年8月3日発売)

感想・レビュー・書評

[mskさんの感想 · 2013年12月7日]

映画館で見終わったあと、読了。

サイコパスなハスミンが優秀で頼もしい。
この原作にしてあの映画。素晴らしい。下巻はまだ読めてないので読んでみたい

[ichigokochaさんの感想 · 2013年12月3日]

まさにシリアルキラーという感じ！
途中でマスマダーになったのは好みじゃないけど、面白い。

[スグル日和さんの感想 · 2013年12月1日]

サイコパスの蓮実聖司が教室で自分の世界を作り上げていく。そのために邪魔な者は徹底的に排除していく。その手口と狡猾さが残忍で不気味。

熊谷先生を殺したのは許されないね。良き理解者だったのに。
流石に両親の自作自演殺人は上手く行きすぎだと思った。

釣井VS蓮美の2大悪党の対決がどうなるのか興味深かったが、蓮美の圧勝で笑った。まあ確かに現実も先手必勝でこんなものかもしれない。

校長の最後の演説は良いね。思わず不倫関係まで暴露するのかと思ったけど。校長の心の中では釣井先生の死はどうやって映っているのだろうか。

上巻だけで蓮実のやばさが丸わかり。でも、小説を読み進めた序盤では、好青年教師で、人当りもよく賢い優秀な人間にみえる。おれも読みながら「こんな良い人そうな先生が(映画のCMで見たような)残虐行為に傾いていくのは嫌だなあ」とか思ってた。もしおれが登場人物だったら知らない内に排除されていましたね。。

[motokis923さんの感想 · 2013年11月29日]

蓮見先生はもっと賢いはず。

[ASMさんの感想 · 2013年11月26日]

ハスミン恐ろしい…

[zorobusterさんの感想 · 2013年11月24日]

サイコホラーだと思ってた。
でもそんなことは無かったぜ！

[twostrangersさんの感想 · 2013年11月5日]

レビューは下巻に

[leoandyさんの感想 · 2013年10月31日]

エンターテイメントとして秀逸。一気に最後まで読めた。けれど、バトルロワイアルと似た読後感だったな。

[orangechildrenさんの感想 · 2013年9月9日]

愉しく、恐ろしい。常軌を逸した行動や倫理の逸脱に対して抱く直接的な恐怖と愉快、それに加え、絶対に自分とは異質であるはずの主人公へ気付けば"共感"している倒錯した自己に対する畏怖と怖いもの見たさ。面白い。

[ちぃさんの感想 · 2013年9月6日]

悪の教典読了。ほんとこの作者はなんでこうもサイコパスの描写がうまいのかと不思議に思うけど、理解の範疇を超えてたら(凡人の感覚だから)そう感じるよなぁと。しかしこの映画は原作読んでからでも良かったかもしれない。相違点はあるけど、人物相関図がわかりやすかったかなとおもう

著者プロフィール

1959年大阪生まれ。京都大学卒。96年『十三番目の人格-ISOLA-』でデビュー。翌年『黒い家』で日本ホラー小説大賞を受賞、ベストセラーとなる。05年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞。

「2023年 『梅雨物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」