悪の教典 上 (文春文庫 き 35-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (467ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167839017

感想・レビュー・書評

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  • なんだ!
    このサイコパスは!

    バカバカ殺して行く後半は、何だかやり過ぎで萎えた。

    心理戦の前半はワクワクしたんだけどなぁ。

    ちょっとの躓きで全員殺してやろう!て考えが頭が良いのに浅はかだな。

    最後は、呆気なかったけど、上巻は読みごたえがあった。

    心理戦で追い詰めるような作品だったら面白かった?かも。

    う~ん、、読後の気分は一言……萎えた(笑)

  • 映画も良かった。小説はその100倍良い!!!

  • 映画「悪の教典」が面白かったので、ほどよく忘れた頃に原作読んでみた。

    上下巻で文庫本900ページ超というボリュームはすごいな。
    とはいえ中身はけっこうスカスカかな。

    女生徒に人気の教師が実はサイコパスだったというプロット。
    他人に対する「共感能力」を決定的に欠いていることから
    「人を殺すこと」を「選択肢」に入れることに迷いがない。
    徹底的に感情を隠し、人をあやつる。

    ということだけどやっぱり普通にこれはバレますよ~。
    あまりにもうすっぺらいだましのテクニックに衝動的すぎる行動パターン。
    1クラスの生徒40人「殺害の夜」も、
    「校舎からみんな一斉に逃げ出せばそもそも成立しなくね?」というのは
    誰もが気がつくネタで。
    「どう殺すか」よりも「どうやって話を終わらせるか」に興味が集中する、なんとも安っぽい展開に苦笑するしかない。

    映画は三池監督の腕と伊藤英明の「顔の演技」にかなり救われてたんですね。
    何も残らない。でもそれぐらいでいいか。
    こわくなかったし。

  • キャラクターデザインもストーリーの運び方も幼稚で、文章にも魅力を感じない。中二病的発想で突き進んだマンガ作品で、文学的な豊かさを感じない。下巻を読むのが躊躇われる。

  • 一気読み。サイコパスハスミン恐るべし。

  • サイコホラーで映画化もされた。映画見よう。
    語り手がちょくちょく変わるのが、一人称視点を想起させて面白い。

  • 2015.5/6〜9。感想は下巻に。

  • 共感性欠如の殺人鬼…蓮見先生が怖すぎる…!

    上巻ではすでに何人かの先生が蓮見の罠にはまっていますが、これから多くの人間に恐ろしいことが起こるのだろうなぁと思うと、怖くて下巻にいけません…。

  • 絶対的な悪は蓮実聖司なのに、なんで蓮実を応援してしまうんだろう(笑)消費される文学として心地よいテンポの良さ。結末が気になる。

  • 前半に抱く、一見爽やかで有能な教師・蓮実に対して『なんだかイヤな印象』。
    それが後半になると『ああ、やはりな』と思う理由があり、怜花ら生徒の心理と重なるようになる見せ方は上手いと思う。
    一気読みできるおもしろさ。
    下巻も楽しみなので、すぐ読みたい。

    ただ、時々文法がおかしいな、と思う箇所あり。

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。京都大学卒。96年『十三番目の人格-ISOLA-』でデビュー。翌年『黒い家』で日本ホラー小説大賞を受賞、ベストセラーとなる。05年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞。

「2023年 『梅雨物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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