- Amazon.co.jp ・本 (420ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198632144
感想・レビュー・書評
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空港の最新システムROMESの3作目。
今回は前作ほどインパクトはなかったですが、ROMESの性能はすごいですね。私も成嶋さんみたう操ってみたい。空港に行ったらカメラの位置とか確認してしまいそう。
残念ながら続きは出てないみたいですが、また知的だけど協調性のない成嶋さんや、振り回されてる砂村さん、可愛いラブラドールのハルに会いたいですね〜。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
すきなROMESシリーズの3作目。全体的に小さい出来事が多いが、切り口が今までと少し違うので、それはそれで良い。しかし、帯の文言ほどではないので、それに期待すると評価は低くなるかもしれない。
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・・・あぁ、読み終わっちゃった。
相変わらず砂村さんは、ハル以下の処遇で気の毒ですが、たぶん、成嶋さんは砂村さんの気持ちを理解した上でのあの態度。
「民族問題」というのですか?解決の糸口はあるのでしょうか? -
ROMESシリーズ3作目。
相変わらずのスーパーシステム。
砂村も相変わらず報われない。 -
月桃ってサンニンのことなんだね。目的のためには手段を選ばない、八角さんの強い思いと、おなじみの空港の万全のセキュリティ。民族の歴史が絡んでるからか、すごく面白かったけど、面白いという表現でいいのかわからない。安定の面白さのなかに詰め込んできたな、という印象。
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淡々とした話。
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関西の国際空港のROMESシリーズ第三弾。
今回は、中国のチベット弾圧とテロがテーマで
いつもの西空の警備の面々+空港外での動きが
リンクするという過去2話と違った趣向。
主人公の成嶋 優弥の過去もちらっと出て来たりと、
これからの展開がまた楽しみ。
エピローグも含めて、今回は悲しいしんみり、
どーんと一本深い国際問題が通っているからか、
無事解決万歳という今まで通りにはいかなかったようです。 -
五條先生の本には、感情よりも理想や目標を追い求める登場人物が出てきますが、この本も例外ではありませんでした。
成嶋さんはその典型を煮詰めたキャラクターですが、今回の主人公は、彼ではなく、八角さんだなあ、と思いました。
五條先生のキャラクター達の、感情より理想や目標を追求する姿には、にがじょっぱさを感じ、いつももどかしいような、何とも言えない気持ちになるのが常なのですが、今回、エピローグの方で、理想だけを追い求めない、もう一つの可能性が示唆されていて、八角さんは少し救われたかな、と思います。
ROMESシリーズは五條瑛先生の本の中では比較的感情にも重心が置かれていると思いますが、そのシリーズ中では、感情に重きを置き過ぎず、かと言って理想をおろそかにせず、一番バランスよく終わったなあ、と思います。