- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198936105
感想・レビュー・書評
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心が安らぐ物語でした。
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久しぶりに香月さんの作品を読んだ。
短く、子どもにも読みやすいながら、ほっこり、じーんとする場面がありよかった。
この物語の舞台である黒沼みたいな村は、ちょっと昔の日本のどこにでもある風景であり、風習であり、生き方だったのかなー。
時代と共に変わるのは仕方ないが、便利さやらに飲み込まれず、ちょっと見えないもののチカラ、神秘なんかにも心を向けれた。 -
sg
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2020年10月新着図書
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ブクログ登録時に間違って電子版を登録していたようなので、こちらに替えました。
20180801読了。『黒沼』っていう文庫本とも関連があるみたいだから、今度読んでみようかな。桜大や桃吾みたいな生活ができたら楽しそうだよなぁ。けど虫は勘弁(笑) -
帯に「泣ける!」と大きくありましたが、すみません。泣けませんでした(^o^)丿
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「センセイ」の章から、どんどん黒沼村の景色や風情に引き込まれていった。読めば読むほど、桜大の黒沼村への愛情が感じられて、嬉しいような優しいような気持ちになる。
香月日輪さんは児童向けの本を多く出しているが、大人にこそ読んでほしいと思う。
香月さん自身が「根源に触れる」経験をしたのかもしれない。あるいは、桜大が、桃吾が、センセイが、ケンヤが、登場人物の一人一人が香月さん自身なのかもしれない。
何かを敬い、畏れる心を持つ。その存在を大切にする。当たり前のようでいて、現代を生きる私たちはその心を忘れがちである。その心を生涯持ち続けていた香月さんに尊敬の念を感じた。それは、桜大がセンセイを慕う気持ちと同じものなのかもしれない。