桜大の不思議の森 (徳間書店)

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198936105

感想・レビュー・書評

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  • 心が安らぐ物語でした。

  • 久しぶりに香月さんの作品を読んだ。
    短く、子どもにも読みやすいながら、ほっこり、じーんとする場面がありよかった。
    この物語の舞台である黒沼みたいな村は、ちょっと昔の日本のどこにでもある風景であり、風習であり、生き方だったのかなー。
    時代と共に変わるのは仕方ないが、便利さやらに飲み込まれず、ちょっと見えないもののチカラ、神秘なんかにも心を向けれた。

  • 978-4-19-893610-5 c0193¥495E.

    桜太の不思議の森


    徳間文庫 こ41-1.-


    著者:香月日輪(こうづき ひのわ)
    カバーイラスト:さやか.

    発行所:株式会社徳間書店

    2012年10月15日 初版
    2012年10月20日 2刷

    緑したたる山々と森に、やさしく抱かれるようにして、黒沼村はある。村の傍らにある森はその奥に「禁忌の場所」を抱えていたが、村人たちは森を愛し、そこにおわす神様を信じて暮らしていた。十三歳の桜太(おうた)もまた、この森の「不思議」を感じて育った。
    森には美しいものも怖いものもいる。センセイや魔法使いに導かれ、大人への入り口に立った桜太が出合うものは?心の深奥を揺さぶる物語。

    あとがきが秀逸

  • sg

  • 2020年10月新着図書

  • ブクログ登録時に間違って電子版を登録していたようなので、こちらに替えました。
    20180801読了。『黒沼』っていう文庫本とも関連があるみたいだから、今度読んでみようかな。桜大や桃吾みたいな生活ができたら楽しそうだよなぁ。けど虫は勘弁(笑)

  • 帯に「泣ける!」と大きくありましたが、すみません。泣けませんでした(^o^)丿

  • 結構前に読んだ本。自然の神秘さを表現していた本。集中できず結構時間がかかったのでまたあとでゆっくりよみたい。

  • こういう田舎の風景が浮かぶような話が好きで、さらに山の神様とかいるかも、見えないものがいるかも、なんて話はもっと好きなのでとても楽しく読めました。

  • 「センセイ」の章から、どんどん黒沼村の景色や風情に引き込まれていった。読めば読むほど、桜大の黒沼村への愛情が感じられて、嬉しいような優しいような気持ちになる。
    香月日輪さんは児童向けの本を多く出しているが、大人にこそ読んでほしいと思う。

    香月さん自身が「根源に触れる」経験をしたのかもしれない。あるいは、桜大が、桃吾が、センセイが、ケンヤが、登場人物の一人一人が香月さん自身なのかもしれない。

    何かを敬い、畏れる心を持つ。その存在を大切にする。当たり前のようでいて、現代を生きる私たちはその心を忘れがちである。その心を生涯持ち続けていた香月さんに尊敬の念を感じた。それは、桜大がセンセイを慕う気持ちと同じものなのかもしれない。

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著者プロフィール

和歌山県生まれ。本シリーズの第1作目で産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞。「ファンム・アレース」シリーズ(講談社)「大江戸妖怪かわら版」シリーズ(理論社)など、YA(ヤングアダルト)小説の作家。

「2023年 『妖怪アパートの幽雅な日常(26)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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