桜大の不思議の森 (徳間書店)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 71
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198936105

感想・レビュー・書評

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  • とりあえず安心して読める香月日輪節全開。最近のは、説経節がゴリゴリ全面に出すぎてて読むのにちょっと辛い感じがするんだけど。おなじみ全能魔道士長い黒髪粋な青年キャラクターを交えた「わかってるひとたち」VS「わかってないひとたち」の勧善懲悪的構図。不思議への畏敬やらきれいにまとまったまっすぐな少年の成長物語。

  • 本当にあるかもしれない不思議を少年の成長と共に描いた作品。
    こんな田舎、いいなぁって思っちゃう。

  • 『不思議なもの』が未だに身近にいる村。
    こうやっていろんなことを知りながら成長していける場所は、本当に貴重だと思う。
    優しい話。

    香月さんの作品、好きだ(>_<)

  • 話は好きなんだけど……!

    怪談とかもののけのエピソードが、「あれ、これどこかで読んだ……よ?」っていうのがいくつかあって、それはなんだかビミョウな気分になりました。
    参考にされたのがあるんだろうけど、ね。
    それと、「わかりやすい神罰をもっと下すべき」という一文が、作品中に使われているのはともかく、あとがきでも作者さまご自身の気持ちとして書かれていたのを読んで、「このひとおっかないこと言うなぁ」と複雑になりました。
    神罰って、そんなもっと下すべきって言えるようなものなの? 
    私が気にしすぎなだけ?

    それと、3.11の震災を経験したことと、おおらかに暮らすことのつながりが読めなかった。生活のあり方を見直すというのはわかるんだけども……。

    まあ、上記の後半2点は本編と関係ないんですが。

  • 作品を手にする度に、つい疎かになってることや、忘れていることに気付かせてくれる。
    手に取るタイミング、計られてるのかと思わされるものがある。

  • ゆったりとした時間が流れる物語でした。

    香月さんらしいといえば、すごく香月さんらしい作品でした。

    先に黒沼を読んでいたので、気になっていました。

    森に神様が宿り、村で人々と共に神様が生きている。

    不思議なことだけど、それが当たり前だと受け止めている。

    神様とか、不思議なことって、きっと身近でも起きてるけど、

    誰も気づいていないんじゃないかなって思わせてくれました。

    桜太にセンセイやおじぃがいて、私も一緒に、大切なことを教えてもらった気がします。

    センセイの友人って妖アパの龍さんに似てますね。
    性格全然違う感じでしたけど。

  • 時間がゆ〜っくり流れているようなお話。


    どんな“不思議”も自然に受け止めているおじぃとおばぁ、センセイの懐の深さが素敵です。

    桜大も素敵な大人になるんだろうな‥。

    てか五郎さん、モテモテですなぁ( ̄ー ̄)。

  • 神は、人の心の中にこそある。

  • 2012月12月23日〜12月23日

  • ステキなお話だったー。
    ジブリとかで映画にしたら、
    たくさんの人に知ってもらえるのにな。^^

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著者プロフィール

和歌山県生まれ。本シリーズの第1作目で産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞。「ファンム・アレース」シリーズ(講談社)「大江戸妖怪かわら版」シリーズ(理論社)など、YA(ヤングアダルト)小説の作家。

「2023年 『妖怪アパートの幽雅な日常(26)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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