- Amazon.co.jp ・本 (41ページ)
- / ISBN・EAN: 9784265068173
感想・レビュー・書評
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もしも図書館にライオンがいたら・・・
何て居心地の良い、穏やかな空間なんでしょう。
こんな図書館があったら、いつでも通いたい。
決まりは守らなければならない。
でも、決まりよりも大切なことだってあるよね。
そんな、お話です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ライオンの見た目とは裏腹にとても可愛い場面が多数あり
応援したくなる絵本でした。
図書館でのマナーについても触れられているため
子供を図書館に連れていく前に読ませてあげるといいかも♪
読み終わったあとほっこりする物語でした。 -
絵本ながらきわめて内容の深い本。現代の我々の社会はいたるところに法システムが機能しているが、それとて人間の創造したものである以上無謬の存在ではない。よって、緊急事態における法からの離脱というものが常に担保されている。代表的なものが正当防衛や緊急避難、正当業務行為などの違法性阻却事由と呼ばれるものである。この絵本は、緊急時における規則の例外というものを、実に的確かつ簡潔に、そして強力に表現している。私はこの本を初めて読んだとき、極めて大きな感銘を受けた。これこそが法規範社会の要訣であり、現代社会生活に必須のリーガルマインドを育むのに最適の書の一冊であることを確信する。子供にはもちろん、大人にも進められる良書である。
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図書館にライオンがやってきて、みんなびっくり。
最初は戸惑う人々だったが、次第にライオンは図書館の人気者になる。
しかしある日ライオンは図書館のきまりを破ってしまい…。
とても良かったです。
じんわり涙が出そうになりました。
雨の中、図書館の入り口でじっと中を見つめるライオンが切ない。
もふもふの背中に寄掛って本を読むのは幸せだろうな。
決まりを守る大切さ、そしてそれ以上に大切なものを教えてくれます。
イラストも優しいタッチで好きな色合いでした。 -
2009/3/3
童話喫茶で。 -
とても良いお話で、静かに聞き入ってくれましたがこの絵本からのメッセージは、
伝わったかな❓
ルールは守らないといけないけれど、そうじゃない時もあるんですよね。 -
14'30"
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ライオンの絵も子どもたちの絵も図書館の絵も、とても心温まるタッチでかわいらしく、ライオンは自由でありながらも誠実で紳士的で皆に寛大で優しさに溢れていた。
ほろりとなる場面もあって、途中ページをめくる速さが倍速になった。良い終わりでよかった。こんなライオン本当にいたら良いのになと思った。 -
ある日、図書館にライオンが現れて居着くというシュールはお話。ライオンは図書館のほこり取りとか本の整理とか子どものクッションになったりとお手伝いしてくれる。そして読み聞かせの時間が大好き。最初に大声を出してしまった(吠えてしまった)のをとがめられて以来、大声出したり走ったりといった図書館の決まりも守っている。
ところがある日、館長の非常事態を知らせについ走ってしまい、とがめられ、図書館を追われたライオン。その理由が回復した館長によって明かされ、ライオンはまた図書館に復帰するというストーリー。
これはどういうことを示唆しているのかな。いざというときは決まりを破ってもいいということかな。決まりには柔軟に対処せよということかな。