ウーロンと仮面舞踏会の夜 お茶と探偵10 (RHブックス・プラス)

  • 武田ランダムハウスジャパン
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784270103821

作品紹介・あらすじ

馬術競技会の最中、落馬したセオドシアが目にしたのは女性の死体だった。しかも顔見知りの。殺されたのは、別れた恋人のいとこで、ニュースキャスターのアビー。彼女とは、つい数ヵ月前に口論したばかりだから、わたしも容疑者?セオドシアは疑いをはらそうと、アビーの周辺を探ることにする。町はセレブな仮面舞踏会の準備で浮き足立っているし、葬儀に帰ってきた元カレの存在も気になるけれど…。おいしい食べ物と紅茶がいっぱいの、シリーズ第10弾。

感想・レビュー・書評

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  • お茶と探偵シリーズも10作目。

    セオドシアは、30代の明るい女性で、紅茶専門店を経営、紅茶に合う美味しい軽食も出しています。
    古都チャールストンの歴史地区に店があり、風光明媚な土地柄。
    今回は、馬術競技会に出たセオが事件に巻き込まれます。

    元彼の従姉妹アビーの葬儀に元彼ジョリーが戻ってきて、まだ未練がある様子。
    新しい恋人もいるのに、ちょっと心揺れるセオ。しっかり者のはずなのに、でも恋愛経験はそんなになさそう‥根が真面目だったから?(笑)

    仮面舞踏会の衣装を楽しみにしつつ、危険な状況のスリルも味わいつつ。
    今回は、新しく家を買うという計画も出てきて、とても好みに合う家を見つけてしまうんですね。

    お店の面々が悪気なく仲がいいので、毒気が少ないのがこのシリーズ一番の特徴。
    すっごく美味しそうなものを想像しつつ、紅茶の香りが漂ってくるような描写を楽しんで、気楽に読めます♪

  • パターンを読むと外してくる今巻。ジョリーとパーカーの間で揺れるセオに、美しいドレス、そして美味しそうなお茶とお菓子にドキドキ!

  • この頃、事件に遭うスパンが短い主人公セオドシア。
    大変だなぁと思いつつ読んでいたら、最後にこんな事が待っていたとは!?
    応援したいキャラクターです。

  • 元恋人のジョリーのいとこアビーが殺され、セオドシアが第一発見者に。
    ジョリーとは、はっきり別れたつもりなのに、彼の思わせぶりな態度にセオは少し気持ちがぐらついてしまう。
    いつも通り、おいしそうなお茶とお菓子、お料理が満載でそちらも充分楽しめる。

  • 前回からまた少し面白くなってきました。
    今回は元恋人が登場し、現恋人との関係がギクシャクしたり、新たに購入するかもしれない家が藤樹して、次回作が楽しみになりあmす。

  • ローラ・チャイルズの「お茶と探偵シリーズ」の第10弾!

    馬術競技会に出場したセオドシアは、競技中に遺体を発見してしまいます。

    しかも亡くなっていたのは、元恋人ジョリーのいとこアビー。

    葬儀のため帰郷したジョリーから頼まれ、またも事件の捜査をすることになったセオドシア。

    交際中のパーカーとの関係がギクシャクしたり、危険な目にも遭ったりしながら真相に迫っていきます。

    果たして犯人は誰なのか、そしてその動機は?

    序盤の乗馬シーンや調査の過程での脱出シーンなど、アクションシーンが満載で文字通り動きのあるストーリー展開でした。

    そのぶんティーショップやお茶の描写が登場したときに、とても安心します。

    スリリングなシーンと癒しのシーンの対比によって、お茶を飲む心地良さを体感できる作品ですね。

    ドレスアップして華やかなパーティーに出かけるシーンも登場し、非日常のワクワクを疑似体験できるのもポイントです。

    女性のたくましさを前面に出すためなのか、男性陣がちょっと頼りなく感じる描かれ方をされていて、自立した女性のカッコよさと苦悩が伝わってきます。

    描かれ方はかなり偏ってはいますが、実はこれが現代のリアルなのかもw

    個人的にセオドシアとデレインが二人で調査するシーンが好きです。

    シリーズを通して、デレインは困った女性として扱われていますが、こういうキャラクターは貴重だと思います。

    ◇おすすめポイント
     ・冒険心をくすぐるアクションシーン
     ・心癒されるティーショップの描写
     ・仮面舞踏会など華やかなパーティーも楽しめる

    ◇こんな方におすすめ!
     ・伝説や冒険物語が好き
     ・お茶でゆっくり癒されたい
     ・自立した女性としていろいろ悩んでいる

  • セオも結構ふらふらしちゃう女子なんだなぁ。
    アビーを発見したシチュの謎がイマイチ解らなかったけど。
    お家が買えそうで良かったです。

  • お茶と探偵シリーズ第十弾。

    前回の映画祭に今回は舞踏会。
    チャールストンの社交界は華やかですね。
    デレインのブティックが流行るわけだ。

    ニュースキャスターが殺され、その従兄弟である元ボーイフレンドが戻ってくる。
    現ボーイフレンドは心穏やかならず、セオドシアと破局の危機?
    コージーミステリーなのに?とかなりドキドキした。

    そして今回の山場は、セオドシアの好みど真ん中のおうちが見つかってしまったこと。
    ティーショップの2階に住むというのもかなり素敵だったけど、お引越し?

  •  心にエネルギーが欲しいとき、無性に読みたくなる本がありますが、「お茶と探偵」シリーズもそのなかに含まれています。
     美味しそうな描写のお茶とお茶請け(スコーンだったりサンドイッチだったりサラダだったり)、溌剌と生きる登場人物たち、歴史ある街並みに、奇妙な事件……。

     チャールストンの歴史地区でティーショップを営む女性経営者のセオドシア。
     今回の被害者は、そんなセオドシアの元恋人でニュースキャスターのいとこ。敵を作りやすかった性格の彼女の周囲には複数の容疑者が浮かび上がり、真相への道を複雑にします。
     なにかと事件に首を突っ込みたがるセオドシアに、恐る恐る付いていって図らずもサポート役になってしまうデレイン、この女性コンビがとても好きです!

     事件をきっかけにセオドシアの元恋人ジョリーもセオドシアの前に再び現れ、今の恋人パーカーともぎくしゃくしてしまったり……。ジョリーは別件でなにやら不審な行動が目立ち、こちらの真相は次回以降へ持ち越しのよう。
     段々とセオドシアの身近な人が被害者になっていったり、一巻ですっきり終わらないあたりに、コージーから少しだけ本格派の香りがします。
     今までは一冊読み切るとほっと一息つけたのですが、今回は読み切った先から続きが気になってしまう!

  • 原題:Oolong Dead
    著者:Laura hilds
    訳者:東野さやか
    解説:訳者
    初版:2009(US),2011(JP)
    コージー・ミステリ
    お茶と探偵シリーズ第10弾
    今回は仮面舞踏会が舞台?
    誰が何故殺したのかという動機がメイン。トリックは特になし。

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