UNIXという考え方: その設計思想と哲学

著者 : Mike Gancarz 芳尾桂

• オーム社 (2001年2月23日発売)

感想・レビュー・書評

[mergyさんの感想 · 2015年10月19日]

「unix」というタイトルだが、技術の本ではない。長年愛され続けたOSがどのような思想で作られたかがわかる。システム開発における思想の重要性を感じられる。

[ksssさんの感想 · 2015年9月6日]

OSの思想について書かれた書籍は少ないと本文で書かれていて、その思想に触れることができる貴重な本だと思う。
勘違してはならないのが、UNIXの考え方が最高なのではなく、UNIXはこういう考え方をしているということ。

最近はMicroServicesが叫ばれているけど、それはまさにUNIX的で、つまりは柔軟だけど扱いが難しいということになる。
本書で紹介されているUNIXではないOSの一つとしてOpenVMSはモノリシックだけど初心者には分かりやすい。

そういう感じで今後書くプログラムの考え方の参考になったと思う。

[yoskhdiaさんの感想 · 2015年4月21日]

古典文学に片足を突っ込んだレベルではあるものの、その価値は現代でも有効だ。所謂、UNIX文化を述べたものだが、そこから良いソフトウェアとはどのようなものか？という所まで及んでいる。注意したいのは、本書にも述べられているように、一部の定理だけを取り入れてもチグハグなものとなってしまうという点だろう。
ソフトウェア開発は最適解を模索することに他ならない。考え方の引き出しは多い方が良い。その意味では、新人からベテランまで広く読んでおくべき一冊と言える。

[fraserlibさんの感想 · 2015年2月18日]

請求記号　007.6/G 19

[Fumiさんの感想 · 2014年12月1日]

現代のソフトウェア開発にも使える考え方を学ぶことができた。

[kei tanahashiさんの感想 · 2014年9月8日]

UNIXだけに限らず、ソフトウェア開発者としてはこういった設計思想や哲学は早い段階で知っておいた方が良かったと感じた。

[horobetsuさんの感想 · 2014年7月27日]

howでなくwhyの話が多いのは新鮮で参考になることが多かった

[2ten0さんの感想 · 2014年7月3日]

備忘録
•一つのプログラムには一つのことをうまくやらせる
•できるだけ早く試作する
•効率より移植性を優先する
•90%の解を目指す
•階層的に考える
•小さなプログラム
•追い詰められた人間が第一のシステムを創る
•シェルスクリプトと梃子の効果
•部分の総和は全体よりも大きい

[racdogさんの感想 · 2014年5月23日]

今時この本を開いた自分が悪いのだが、あくまで過去に関する歴史的資料としてしか読む価値がないかなとも思った
現在ではすでに類書が山のようにあるわけなのでこの本をお勧めする理由ももうないかもしれません

[sou (08thse)さんの感想 · 2014年5月11日]

UNIX の歴史、思想がわかる本。面白い。