- Amazon.co.jp ・本 (120ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309016849
感想・レビュー・書評
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文体がソーダのような淡く儚い印象を私は受けます。 それはたくさんの改行や、表現にリアリティーがない感じがそうさせるのでしょう。セックスの描写もすごく淡々としていますが、それでも何故か私はこの小説が好きです。物語がどうとか表現がどうとかそういうことではなく、とても感覚的なものです。私の場合は。
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んー
私はよく
良さがわかんなかった... -
なんでしょう、苦手な感じでした。
主人公の男の子の女々しさとかユリちゃんの無神経さとか、今一つ面白いと思えず。女々しい男子も無神経な女子とかは好きなんだけどなぁ。というかキャラクターの好き嫌いと小説の面白さにあまり相関はないから別の何かが原因だと思うけど、それが何か分からず。西さんの解説にはグサグサやられたので、作者が嫌いな訳でもないはず。
今じゃかったかなぁ。 -
あっという間に読める。
ちょっと切ない気持ちになる。
だけど、3人の誰にも賛成できない。
こういう関係の恋愛話はニガテです。
でも、山崎ナオコーラさんの文章はすきです。 -
これはいったいどの層が読んだら楽しめるのかが謎。
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期待してた程じゃなかった←
でもとても読みやすくて、分かりやすいお話。
いや、分かりやすくはないか。
自分の中で消化しやすかったというだけかも。 -
まぁ明らかにタイトル勝ちしている小説です。
でもすんごいイロモノの小説かと思いきや、第41回文藝賞を受賞し、来年には松山ケンイチと永作博美で映画化されるらしいです。
内容は19歳のみるめが20歳年上の39歳のユリに恋をして、その自由気ままな性格に翻弄されるお話。
まぁ小説としてはそれほど珍しくない話だし、二人の間に大きな事件が起こるわけでもなく、ただ淡々と進んできます。
自分と同い年のみるめの視点で話が進んでいくわけだけど、作者が女性なんでちょっと無理ある部分もあります。
みるめの考え方は自分のそれと当たらずも遠からずな感じ。中途半端な分、読んでて気持ち悪くなったねw
あ、値段の割りに短すぎます。ぼったくりかと思った。
だから評価は低めで星2~。 -
1時間くらいで読み終わりました。読みやすかった。字も大きめ、改行がやたらあり、本の真ん中にしか字が書いていない印象。
少年と中年女性が出会って別れるまで。ラストは切なくて良かった。
映画化されているので、ユリ=永作博美に自動変換されてしまったけれど、原作のユリは年相応のシワがあり、中年太りで、ろくに家事もせず売れない絵を描いているアラフォー。19歳の男の子が好きになる?
でも気持ち悪い不倫ものにも、女性の痛い妄想にもならずにすんでいるのはすごい。文章がすっきりして綺麗だからでしょうか。
そして、タイトル。すごく印象に残るけど、読み終わってなぜこのタイトル?と思わずにいられない。ちょっとあざといような…。 -
「読んで一番切なくなった小説ってなんですか?」と聞かれたら私は迷いなくこの本だと答える。
だってまずタイトルからしてせつない。
「人のセックスを笑うな」
これはゲイ向け雑誌を笑って読んでいた若いカップルを見て、作者がそう思ったところからきてるそう。
この類ないハイセンスな感受性に、歯を喰いしばって地団駄踏みながら私はいつも嫉妬する。