- Amazon.co.jp ・本 (120ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309016849
感想・レビュー・書評
-
書かれた当時も、映画になった時も、話題になったのは知っていたし、気になった。
けれど、読まずにいた。
だってもう、このタイトル思いついた時点で八割勝ちじゃん!
その勝ちタイトルに釣られて読むのが悔しくて手に取らなかったのです。
子供ですみません。
ふと気が向いたので読んでみたら、ああ、これは良い小説だなと。
インパクトのあるタイトルに、内容も全く負けていない。
しかし内容はタイトルのように扇情的なものでなく、むしろかなり地味だと言って良いと思う(設定はセンセーショナルかも知れないけれど)。
布の皺を綺麗に伸ばしていくような丁寧さで書かれた一つの恋愛。
そこに過不足がまるでないのが見事。
相手を美化するだけでなく逆に貶めて考えてみたり、自分自身もあれこれふらふらと、そういう心の動きを一つ一つなぞっていて、大袈裟でもない。
描かれるエピソードがどれも胸に沁みる。
特に冒頭のマフラーのことは、読んでからしばらく経った今も、思い出すと苦しくなる。
欲を言えば、もう少し、もう少しでも長く読みたかった。
過不足がないと自分で評価したのだからこれでベストだとわかってはいるのだけど、もう少し。
そういう気持ちになるのも、やはり良い小説だからだろう。
他の作品も、ぜひ読みたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あっという間に読んでしまった。切なく、繊細な言葉の並びが胸を打った。
-
女性作家が男性心理を描く事が出来るのは何故?男性的にはうなづけるものなのだろうか?
-
すっごく読みやすい。
あっチュー間に読めちゃいます。
なんていうのか・・・年下いいなぁ。 です。
ユリのキモチは、よくわからないんだけど・・・磯貝くんは可愛いなぁ。
ほんとになんていうか~磯貝くんの切ない気持ち、なお話です。
それ以外 表現のしようがないかな。
ほんとにスグ読めちゃうんで、サラっと読んでみてください。 -
映画から小説へ、映画の描写とは違うところも多いが、この雰囲気を醸すことのできた映画のすごさと、またそれとは違った原作の魅力を感じた。
みるめのかっこ悪さ、若さ、そういうものに焦点があっているように感じた。
あとユリちゃんもみるめのこと大好きなのだということ、映画だとユリちゃん軽めな気がする。
好きってそんなかんじだよねーという、感じる作品。 -
読んだ
-
衝撃のタイトル、でしたね。
そして作者のお名前も。
内容は、共感できるふうでさらっと読んでしまった。 -
文章も内容も普通。
-
20歳大学生男と40歳教師女の恋愛話
40歳女が結婚していることを分かっていたが、付き合った20歳男。先のない恋だと分かっていても、将来をあえて考えず今を楽しむ二人。そんな関係を終わらせたのは40歳女。ぽっかり心に穴が開いた20歳男。 -
247.2008.10.13