人のセックスを笑うな

著者 : 山崎ナオコーラ

• 河出書房新社 (2004年11月20日発売)

感想・レビュー・書評

[katotakeさんの感想 · 2018年11月23日]

東京新聞で著者のコラムに興味を持ち読む。短時間で読むことが出来た。
生々しい描写もある。映画も気になる。

[かしろさんの感想 · 2018年6月16日]

タイトルの意味、なるほど〜！と思った。時折主人公の恋愛観というか人生観というか、そういうのが垣間見えて、単なる恋愛小説で済まさせないような印象。なので、ちょっと軽い感じもしたのだけど、ふわふわとはせずいいバランスになっているのかなあと思った。

[ペコリエンヌさんの感想 · 2018年5月28日]

恋なのか執着なのか。とても淡々と書かれているなぁと思いました。

[5inchさんの感想 · 2017年8月9日]

あっさり終わったって感じ。わりと好きな筆致やけど、淡白過ぎやしないか。これが良さか?　映画は既観。

[kekenta77jpさんの感想 · 2016年11月14日]

美術専門学校の主人公と、その講師のもう一人の主人公。なんでもないような不倫関係とその周りのこととか。いい本だった。

[hiro8940さんの感想 · 2016年11月3日]

多分 再読。全く覚えていなかったけど。
どうなんだろう。嬉しかったのかなぁ。

[にしむらさんの感想 · 2016年7月13日]

恋愛してた頃の会いたくて、切なくて、幸せで、寂しくて…っていういろんな感情が思い出された。
短めの、スッとした文章だけど、気持ちが溢れてる感じがなんか好き。

[de38さんの感想 · 2015年6月12日]

話題になった時から、印象深いタイトルが記憶にあった。タイトルから想像していたセックス失敗談系の話ではなく、、19歳男子生徒と39歳既婚者先生の芸術的なショートラブの話。彼女らは勝組。今年下君に恋してるので、きゅんきゅんしながら読む。刹那さっていいよね。一時間で読破。

[take2015さんの感想 · 2015年5月3日]

だいたい結末はみえていたのに、読み終えた時に感動がまとめてきた。詩的な作風でやさしい言葉遣いで温かみのある文章。短編のようなページ数なのに著者が伝えたい思いみたいなのは十分伝わってきた気がした。
彼女は別れるしかない状況となり、恐らくは未練を残したまま一方的に別れたのだろう。そう考えるとすごく悲しい。恋愛は不可効力みたいなものだし、自分ではどうすることもできないものだ。それでも好きな人に対して非情にならなくてはならない結婚という人間社会の掟は誰のための掟なのだろうか？

[あおいさんの感想 · 2015年3月20日]

学生の頃、映画を観た。
松山ケンイチが好きな友達と3人で連れ立って、こじんまりとした映画館へ足を運んだ。当時、ふわふわとはっきりしない物語が好きではなかったわたしが、唯一この映画はとても気に入った。映画の、雰囲気がとても好きだと思った。だから、特別本を読もうと思ったことはなかった。

先日、久しぶりに思い出して、原作を読んでみたくなり、図書館から借りてきた。わたしの中の「人のセックスを笑うな」とは随分と印象が違った。こっちが原作なんだからその表現はおかしいんだけど。映画を観終わったときに感じた幸福感が、本からは得られなかった。☆は3というより、2.5かなあ

著者プロフィール

1978年生まれ。「人のセックスを笑うな」で2004年にデビュー。著書に『カツラ美容室別室』（河出書房新社）、『論理と感性は相反しない』（講談社）、『長い終わりが始まる』（講談社）、『この世は二人組ではできあがらない』（新潮社）、『昼田とハッコウ』（講談社）などがある。

「2019年 『ベランダ園芸で考えたこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」