- Amazon.co.jp ・本 (120ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309016849
感想・レビュー・書評
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題名って大事だな。
ん?? て気になっちゃうもんね。
女の人が書く、
「気まぐれな女の人」の感じがいい。
男の人が書いてたら、
男の人の望む 「悪女に翻弄されたい願望」な
感じになっちゃいそうだから。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
不思議な感覚やな。
西加奈子さんの雰囲気に似てる。
琴線に触れる言葉が出て散りばめられてる。
話の軸とは関係ないちょっとした脱線やよく分からない表現が、無性に面白くて心に残る。
琴線に触れるってこういうことなのかな。
この感覚、西加奈子さんを読んだ時も感じた。
西さんの本に山崎ナオコーラさん出てくるもんな。
そもそもナオコーラって名前が刺さるよね。
コーラ好きなのかな。
私も大好き!!! -
話に惹き込まれないまま読み終えてしまった
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静かだけど、ダルくない。気持ち良かった。
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タイミングを逸して読んでいなかった芥川賞受賞作。
瑞々しいし、わかりやすく楽しめたのだが、時代なのかな、このくらいの小説の書き手は今はたくさんいるようになったなと思う。
なので、物足りない感はあった。
39歳の不思議ちゃんやその夫の人物造形はもっと深掘りできたのでは?この程度でいいのかな?と辛口になってしまう。
しかし、その後の山崎ナオコーラの活躍ぶりを見ると、やはり芥川賞を受賞させたのは正解だったのだろうな。 -
自分の今の境遇と照らし合わせて
ひどくざわざわしたし、言葉一つ一つを大切に読みたいと思った本だった
一気にぶわぁっと読んでしまったけど、もう1回丁寧に読みたい -
★漂う★文章に空気感がある。ふざけるだけの年上の女性は男の子に求めていたのは何だったのか。置いていかれた男の子の宙ぶらりんな雰囲気も美しい。その先をどう読み取っていいかが分からなかったが。
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描写が、言葉が、美しい。名作。
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私は関西出身で多摩の辺りの風景は馴染みはないのですが、映画を観たこともあり、ゆったりと時間が流れていくような雰囲気を小説からも感じることが出来ました。
心を激しく揺さぶられる訳ではないけれど、細かく擦り傷をつけられるような、かさぶたを後から見て愛おしくなるような読後感でとても好きな小説です。
ヒーターのオイルを入れる場面が特にお気に入り。