異性

  • 河出書房新社
3.54
  • (80)
  • (219)
  • (218)
  • (46)
  • (11)
本棚登録 : 1688
感想 : 249
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309021041

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 一般的な異性論とは、ちと違う。だって、“ほむほむ”だもの。
    読んでて、どこかクスりとしてしまうんだ。光代さんも男らしいし(笑)
    書簡形式で進む本作。
    ハッとさせる言葉のやりとりの1つが、異性間での「所有感覚」。
    私は『俺的』な部分が結構あるな…と、苦笑。
    よく、男性脳・女性脳と話題に出ることもある昨今だが、
    一概に決めつけられなくて、人それぞれ。だと言うことはよくわかった。

  • 恋愛体質、とはあまり言いがたいんじゃないかという(すみません)お二人から見る恋の真実の一側面。

  • 結婚について思ったこと。向上心ありすぎるイマドキ女子達は、本当に好きで信じ切れる人とじゃないと無理ってことだな。

  • 面白かった。角田光代と穂村弘との往復エッセイ。男女の違い、恋愛について。私はまさに主電源オフ系だと思う。ためにもなったし、笑えたし。さすが、この二人。

  • 角田さん、穂村さん、どうもありがとう。
    色々な事が、腑に落ちました。

  •  同性でも異性でもいいんだけれども、ともかくだれかを、友達に対するのとはちょっと違ったふうに好きだと思う。はて、そう思ったとき、私たちはどの程度ストレートにそれを伝えるべきなのか。
    (P.7)

  • 女・角田光代さんと男・穂村弘さんが恋愛について、しりとり的やりとりを繰り広げていくエッセイ。
    オトコとオンナのレンアイとは、雲と蜘蛛、あるいは橋と箸くらい違うのだなぁ。

  • 小説家・角田さんと歌人・穂村さんの往復書簡風エッセイ集。
    とても面白かった。まず人選がナイス過ぎる。
    恋愛に関する性差の話を突き詰めたこの本、(うがった捉え方で見ると)男女の「別れ話の議論」みたいになっているという・・・。少々きついぜ。

  • エッセイであり、恋愛論。
    久し振りでしたが、コレはヒット。

    交互にエッセイは、江國香織と辻仁成ので、うんざりしましたが、コレはうまい!

    楽しめました。

  • 著者お二人の作品をあまり読んでいなかったのですが、こちらは楽しめました。
    どちらかというと角田さんよりの青春時代を送ったので、なるほど、そうだったのか、と痛くなったり・・・
    軽いエッセイのようで、色々と考えさせられます。
    男性は「所有」なのか・・・

全249件中 91 - 100件を表示

著者プロフィール

1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。90年『幸福な遊戯』で「海燕新人文学賞」を受賞し、デビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で、「野間文芸新人賞」、2003年『空中庭園』で「婦人公論文芸賞」、05年『対岸の彼女』で「直木賞」、07年『八日目の蝉』で「中央公論文芸賞」、11年『ツリーハウス』で「伊藤整文学賞」、12年『かなたの子』で「泉鏡花文学賞」、『紙の月』で「柴田錬三郎賞」、14年『私のなかの彼女』で「河合隼雄物語賞」、21年『源氏物語』の完全新訳で「読売文学賞」を受賞する。他の著書に、『月と雷』『坂の途中の家』『銀の夜』『タラント』、エッセイ集『世界は終わりそうにない』『月夜の散歩』等がある。

角田光代の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×