- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309025513
感想・レビュー・書評
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くそつまんねー
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かわいそうな人ねえ。実際はどうかわからないけれど。夢は終わったかな。事細かく書き連ねましたね、少々読むのに疲れた。実際に起こったことも書いているんだろうけれど、うまいような流れでした(脚光を浴びてから陰るに至るまで)。これから先、どういった感じで作品を作っていくのか気になるところです。
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どう考えても著者の羽田圭介自身がモデルなわけだけど、テレビの裏側ってこんな感じなの?こんなことまで書いちゃっていいの!?と感じた読者こそまさに小説内で描かれるテレビを真実と信じる視聴者になっているというメタ構図。これってSNS時代には規模は違えど誰にでも起きる話だと思う。怖いな…
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著者自身をモデルにしたキワモノ小説と呼ぶことが出来ましょう。
芥川賞を受賞した「成功者K」は、テレビに出まくり、芸能人やファンの女性たちとセックス三昧の日々を送ります。
著者も芥川賞受賞後にテレビに出まくっていましたから、「セックス三昧も事実なのだろうか」と読者はのぞき趣味のような心境でページを繰ることになります。
週刊文春によるスクープや、村田沙耶香の芥川賞受賞(作中では「成功者M」と表記)など実話がかなり盛り込まれていて、どこまでが現実でどこからが虚構なのか分からず、幻惑されっぱなしでした。
しかしまあ、これは紛うかたなき小説でしょう。
最後まで読めば、それがよりはっきりします。
小説に対して、現実と虚構の境目を問うのは野暮というもの。
それに、この小説が主舞台としている芸能界こそが、現実と虚構の溶け合った汽水域のような世界なのだからして。
うん、十分愉しめました。
成功者Kは、成功者になって以降、高級マンションに移り住み、ドンペリニヨンなどのいい酒を飲み、メルセデス・マイバッハS600に乗り、それだけならまだしも一般人を「貧乏人」と露骨に見くだします。
たとえば、辻仁成にこんなことを書かれたら鼻につく、というか腹が立ちますが、著者だと何故か許せちゃう。
本読みでFB友達のIさんが書いていましたが、著者のどこかとぼけた感じの作風が、そうさせるのでしょう。
こういう内容の作品を、読者の反感を買わずに面白おかしく読ませる作家はあまりいないかもしれません。
恐れ入りました。 -
さすが。さすが成功者K!
わたしは成功者Kの周りのファンのようにすべての作品とは言えないけどちょいちょい読んでましたが、なかなかコアなので好きな作品は少なかったのですが、これは大好き笑。
まず今までの作品の中でも群を抜いて読みやすいです。それは多分テレビの力かな。
わたしがKを初めてテレビで観たのはアウトデラックスだったけど。加藤千恵さんのTwitterもフォローしてたので閣下の姿も観てましたが、アウトデラックスのKはぶっ飛んでて、正直なのかネタなのかわからない感じが最高だったなー。
楽屋ネタを持ってくるのはずるいのかもしれなあけど、同時受賞した又吉は思いっきりそれだからね、いいと思う。ラストの混沌とした感じが好き。ドッキリだったのか、醒めたのか、それとも端からパラレルワールドで別次元なのか、創作なのか、わからない感じがすごく好き。
全身全霊で描いた作品、熱量がすごい。好きです、成功者K最高、抱かれたくなっちゃう☆ -
22年9月17日読了
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内幕ものとして
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どこまでがフィクションなのだろうか、と楽しみながら読めた。
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913
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タイトルのダブルミーニングには笑えたけども。
周りのお陰で成功者となり。
自分から目立とうとしたわけではない人間が、ふとしたきっかけで目立ってしまったことによる苦悩。
これは実体験なのかな?
あとラストはもやっとした!
どういうこと??