少年アリス (河出文庫 な 7-1 BUNGEI Collection)

著者 : 長野まゆみ

• 河出書房新社 (2010年8月3日発売)

感想・レビュー・書評

[enokinokonさんの感想 · 2011年11月14日]

言葉の使い方が独特でした。

[♥oocさんの感想 · 2011年11月9日]

♥
高校のときに読みました
ともだちと登場人物の絵を描いた思い出があります

夜の学校、不思議なことがあるだろうという期待
その期待を上回ることがアリスを待っている

[yurisyoさんの感想 · 2011年11月9日]

昔、まだ心が柔らかかったときにはじめて読んだ。

その時は漢字がやたらと多い、レトロでいかにもな文章だ…、
と思っていたけど（あんまり柔らかくないか）、
最後まで読んでみると、物語全体がまとっている空気感が何とも言えず「う～ん…いい」となった。
ちょっと反発しつつ、でもやっぱり気になって読んで、
案の定捕まってしまう、そんなお話です。

[greenness-eyesさんの感想 · 2011年10月24日]

たまには幻想的な本を読むのもいいです。

[minaさんの感想 · 2011年9月27日]

とってもきれなお話だと思います。高校生の時に初めて読みましたが、たまに読みたくなります。夏の終わりから秋の始まりに。

[あおいさんの感想 · 2011年8月6日]

どっぷりファンタジーでした。
物語の規模は小さいんですけど、雰囲気にぴったり合ってちょうどいい感じでした。読んでいて心地よかった。

なんとなく宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」に雰囲気が似ているかなぁと思いました。きらきらしている感じ。

新しい小説だろうと思っていたんですが、意外と古くて驚きました。生まれる前の作品か！！

[遊月さんの感想 · 2011年5月12日]

凌霄花から零れる夏の馨り。放課後の教室。月夜に響く少年たちの靴音。
断片的に思い浮かべるだけでもゆらゆらと酔い痴れてしまいそうになる、そんな言葉やものたちが散りばめられています。
…鳥が苦手なわたしは（長野さんは鳥類がとってもお好きなようですが）、鳥の先生に詰め寄られる場面がひたすら怖いです。

[whol88さんの感想 · 2011年4月20日]

きらめくのびやかなうつくしさ

[ccc999さんの感想 · 2011年3月23日]

評判に聞いていた世界観は、確かに美しかった。しかし、読み進めていくと小さくまとまりすぎている印象を受け、少し拍子抜けをした。他の長野作品も読みたい。

[mhrさんの感想 · 2011年2月14日]

著者の作品のデビュー作で、初めて読んだ長野さんの本。奇麗。想像すると幻想的な世界が浮かびます。ちょっと時間が経つと、また文体に陶酔したくなって読んでしまう本です。

著者プロフィール

長野まゆみ（ながの・まゆみ）東京都生まれ。一九八八年「少年アリス」で第25回文藝賞を受賞しデビュー。二〇一五年『冥途あり』で第四三回泉鏡花文学賞、第六八回野間文芸賞を受賞。『野ばら』『天体議会』『新世界』『テレヴィジョン・シティ』『超少年』『野川』『デカルコマニア』『チマチマ記』『45°ここだけの話』『兄と弟、あるいは書物と燃える石』『フランダースの帽子』『銀河の通信所』『カムパネルラ版 銀河鉄道の夜』「左近の桜」シリーズなど著書多数。


「2022年 『ゴッホの犬と耳とひまわり』 で使われていた紹介文から引用しています。」