- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309617008
感想・レビュー・書評
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ほんとうに面白い、ぜひ読んでおくべきとっておきの名作・傑作・衝撃作を教えます。
小説家、評論家、マンガ家etc.が、全国の中高生に薦めるマンガガイドの決定版!
さあ広大なマンガの荒野へ!
■29人の推薦文のタイトルは以下の通り。
年代やジャンルを問わず、さまざまなマンガが推薦されています。
誰がどんな本を紹介しているのかは、ぜひ本書で!
I
・木皿泉……「働く」ことの根本を考えさせてくれる一冊
→『白エリと青エリ』関根美有
・光浦靖子……働き、恋する女子のためのバイブル
→『エースをねらえ!』山本鈴美香
・ヤマザキマリ……飄々とした“物寂しさ"
→『河童の三平』水木しげる
・坂東巳之助……読ませていただきます
→『HUNTER×HUNTER]』
・みなもと太郎……その始まりは一人の人間の努力です
→『007シリーズ』さいとうたかを イラスト
イアン・フレミング 原作
・吉川浩満……ギャグとダンドリと私
→『ダンドリくん』泉昌之
・荻原規子……平凡な日常は退屈じゃない
→『動物のお医者さん』佐々木倫子
・辛酸なめ子……「埼玉県のひみつ」で自分探し
→『埼玉県のひみつ』学研まんが
・オカリナ(おかずクラブ)……一生懸命に生きる愛すべき人たち
→『赤ちゃんと僕』羅川真里茂
・中野京子……人間は変化する
→『火の鳥 鳳凰編』手塚治虫
II
・中条省平……読まぬは一生の損
→『自虐の詩』業田良家
・佐渡島庸平……「想い」なくして世の中は変わらない
→『風雲児たち』みなもと太郎
・香山リカ……いつでもここに帰れる
→『ロスト・ハウス』大島弓子
・春風亭一之輔……不条理に翻弄される若者たち
→『アドルフに告ぐ』手塚治虫
・サンキュータツオ……歴史と切なさの大河ロマン
→『日出処の天子』山岸涼子
・ヨシダナギ……ブラックユーモア
→『ちびまる子ちゃん』さくらももこ
・細谷佳正……真っ直ぐに思いを貫く力
→『うしおとトラ』藤田和日郎
・長尾謙一郎……笑いは宇宙最大の謎
→『ギャグゲリラ』赤塚不二夫
・佐藤克文……動物目線で覗く水の中
→『釣りキチ三平』矢口高雄
・宮田俊哉(Kis-My-Ft2)……誰でも幸せになれる青春の教科書
→『とらドラ!』竹宮ゆゆこ 原作 絶叫 作画
ヤス キャラクターデザイン
III
・永江朗……普通の人の普通の生活。だけど面白い
→『寺島町奇譚』滝田ゆう
・高野秀行……猿になりたい
→『プロゴルファー猿』藤子不二雄A
・水島裕……つらい感情、悲しい感情をとことん味わう
→『人間交差点 Human Scramble』矢島正雄 原作 弘兼憲史 作画
・西智子……愚かな者の美学
→『三十三間堂外電』平井弘史
・飲茶……強さを哲学したバトル漫画の金字塔
→『グラップラー刃牙』板垣恵介
・大橋智之……今も専門書の隣に
→『のび太の恐竜』藤子・F・不二夫
・奥平邦彦……迷える自分を肯定しよう
→『銀の匙 Silver Spoon』荒川弘
・蒼井ブルー……触れること、感じること
→『花男』松本大洋
・宇野常寛……世界を肯定する思想としての奈良重雄論
→『幕張』木多康昭詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
各界で活躍している著名人による選書なので、古めの漫画のラインナップであった。
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紹介されているマンガは読んだことないものばかり。でもあまり食指が動くものはなかった。『日出処の天子』や『とらドラ!』は読んでみようかな。
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有名人の方々が、自分をつくったマンガ1冊を解説付きで紹介しています。
この中で読んでいないものでぜひ読みたいと思ったのは、フランス文学者中条省平さんオススメの「自虐の詩」(業田良家)かなぁ。
私なら何を選ぶだろう。
萩尾望都?手塚治虫?はだしのゲンかもと思ったが、いろいろ考えてやっぱり諸星大二郎になるだろうな。 -
マンガの青少年の人格形成への影響力は文字本に百倍するだろう。何よりラノベ・映画本・娯楽小説に比べても読み友が多く全世代にわたるのが良い/読書案内の『他の誰が薦めなくても』に比べて有名作品が多く、コメントも平凡。作者の意図を超えたブッ飛んだ解釈、人物批評が成立しない作品は古典となり得ないが/既成の論理の通用しない事態への対処が人生を左右するだけに、脱俗を薦めたい。銀の匙〈迷える自分の肯定〉、刃牙〈強さを哲学〉、アドルフに告ぐ〈不条理に翻弄〉、プロゴルファー猿〈超人願望〉、ギャグゲリラ〈笑いは宇宙最大の謎〉…
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いやー、どれも面白そう。赤ちゃんと僕、三十三間堂外伝、自虐の詩あたりかな。埼玉県のひみつは図書館にありそう…
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図書館で借りて読み。
ざっと読んで、光浦靖子の「エースをねらえ」、ヤマザキマリの「河童の三平」、辛酸なめ子の「埼玉県のひみつ」、木皿泉の「白エリと青エリ」、飲茶の「グラップラー刃牙」、大橋智之の「のび太の恐竜」などなどなど、読みたい、読み返したい本がたくさんあった。 -
まんが
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<閲覧スタッフより>
29名の著名人が、自分に影響をあたえた思い入れのあるマンガについて、自由に熱く語ります。既読のマンガには共感し、未読の漫画とは新しい出会いがあります。
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所在番号:726.101||マン
資料番号:20104356
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軽い読物ではあるが、マンガに救われることもあるかと。中高生にはちょうどいいのかもしれない。