- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309811079
感想・レビュー・書評
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塾の先生が書いたロシアの歴史。
本当にごめん。一冊では分からない・・・。
まあ本書は世界史の教科書のロシアの部分だけを引っ張ってきて、そこだけ並べたような本なのであるが、とりあえず、
ロシアの誕生から現在までをざっと把握する
という為だけに読むのであるのなら役に立つかもしれない。
でも、表題に『一冊でわかる』と書いてしまうのはどうかと(笑)。
まあ、ロシアのようなヨーロッパの国の一つとして考えても超複雑な国の歴史を一冊で理解しようとするのは読者の方が考え方が浅はかすぎるのかもしれない(反省、反省)。
というわけで、僕はしっかりとした歴史書や参考書を紐解きながらちゃんと勉強します!はい!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
題名通り、ロシアの歴史がざっくりまとめられた本。
もう試験とは無縁の大人なので、純粋に歴史を知るのが面白いのだ。
革命や戦争の年表を知っていても、それらは突然起こるわけじゃないから、国内の動きを知るとより理解がしやすい。ソヴィエト連邦の体制のことや、加盟国が地図で表されているのが分かりやすかった。
私はロシアの中央から東側ってどういう歴史なのかしらと興味があったのだけど、政治の中心が国の西側だからかほとんどそちら方面の情報はなく、少し残念。
まあ、国の行方を左右するような大きなことはなかったってことなのかな。
ロシアにはたくさんの民族がいるのだから、民族の歴史も知りたいと思った。 -
黒海にドニエプル川。カスピ海にヴォルガ川。
モンゴル人は税金さえ払えば、領土を奪おうとしなかったため臣下としてふるまったが、ドイツ騎士団は領土を奪ってカトリックを布教しようとしたため戦った。
イヴァン4(モスクワ大公国の君主)。自分が病気になったとき、一部の貴族が別の人物を君主にしようと画策。怒ったイヴァン4は、裏切った貴族たちの土地を没収した。
アナスタシア。ロマノフ朝最後ニコライ2の末娘。レーニンによりニコライ2一家全員銃殺。従者や主治医も銃殺。
ジョージア。ソ連崩壊前に独立(CISにも入っていなかった)。しかし2008年南オセチアの親ロシアの人々が武力蜂起。ジョージ内部で紛争に。ロシアが南オセチアを支援したため、国際紛争に。EUの仲介で停戦。南オセチアは独立を宣言して「アブハジア」を名乗る。国家としての承認しているのはロシアなど僅かな国のみ。
クワス。微炭酸の飲み物。アルコール1%。ライ麦と麦芽を発酵。 -
目次
1 キエフ・ルーシ
2 モスクワ大公国
3 ロマノフ王朝の成立
4 19世紀のロシア
5 帝国主義と大戦
6 ロシア革命
7 「ソ連」の時代
8 現代のロシア
・ソ連とは何だったのか?崩壊の原因は?
1 領土が広すぎた
他民族が居住し、皆ロシア人によって征服され支配されてきた。「いずれは独立を」と望んでいた。
2 社会主義を中途半端に実現しようとした
社会主義体制を維持するために巨大な官僚機構を作り上げたが、うまく機能できなかった。社会主義の実現以前に国の統治がうまくいかなかった。
2020.10.30初版 図書館 -
中世あたりをものすごく端折ってる、まぁこのボリュームならこの駆け足感は仕方ないかなぁ…。近代についても、なぜそうしたかの部分は全然深入りしていないので、その辺りは他の詳しい書物に任せると言うことなのでしょう。
私もちくま文庫のソ連史を読むために読んだ本だから… -
いろんな用語の意味が分かった。
リューリク朝→その貴族だったロマノフ朝。
ツァーリに女性がなったり、ツァーリの姉が裏で何かしようとしていたり、ロシア女性は強い。
ツァーリが後継ぎ指定しなくてもめたり、油断していて敵に先越されたり、なんか凡ミス的な失敗を繰り返している気がする。
どんどん話が進むので整理したい。
ポーランドからの独立を目指してロシアと結んだウクライナをロシアが裏切って、ポーランドと分割統治し出すとか、あの辺は昔からそういう土地なのか。
一番最初はキエフ公国から始まっていて、その頃ロシアの中心はキエフだった。 -
シベリア鉄道が出来た経緯、モンゴルの脅威、コサックの誕生、社会主義、スターリン等による独裁、ソ連、経済自由化によるマクドナルド等海外貿易の流入、プーチン政権、といったロシアの歴史がざっと追える本でした。