恋する西洋美術史 (光文社新書 384)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334034870

感想・レビュー・書評

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  • 絵の、機能的な解説がもう少しほしかった。

  • 恋になやむのは、神も人もおなじ。
    純愛にはじまり、結婚。そして…?
    それでも皆、恋をする。
    さまざまな観点から絵画を読み解く名著。

  • よく見る神話のエピソードが復習できたり、時代時代の風俗・文化が解説されていて楽しみながら読めた。著者にもナゼだか好感が持てた。090331

  • 絵を見るのは好きだけど、西洋美術にひそむキリスト教や神話についての素養がないので、もどかしくなることが多い。で、西洋美術史の本をぱらぱらと見たりしても、当たり前ながら頻出するカタカナの氾濫で頭が混乱することたびたびだった私。そんな私にとってこの「恋する西洋美術史」はパーフェクトな本だった。
    この本は肩ひじの張らない入門書として最高だと思う。正しい美術史の知識が見え隠れしながらも、寝転がって読めるような軽妙な文章ですいすい楽しく読める。
    有名な絵が多く採録されているのも◎。そして池上先生の悶々とした思春期の青い思い出話もほほえましい。
    本当に最後まで興味深く読めた新書だった。が、中ほどの章(秘められた愛、禁じられた愛)は章の名前でも推測できるように直截的な絵が掲載されている。もちろん見る分にはちっとも平気な範囲ですが、電車の中で読むにはややためらわれました。
    絵画鑑賞上級者には物足りないかもしれないけれど、絵は好きだけど、絵のモチーフの意味はイマイチわからないという人はマストバイです。犬やら鳩やら兎にも意味があったのですねぇ。

  • とてもおもしろかった。やっぱり西洋美術を知るには、キリスト教やローマ・ギリシャ神話を知らないと分からないなぁと感じた。でも、そういうのを1つずつ知って行くのも楽しいですよね。関係ないけど、なかなか直接的な表現も多くて、人の多い電車の中で読むのはちょっと恥ずかしかった。

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著者プロフィール

池上 英洋(いけがみ・ひでひろ):1967年、広島県生まれ。東京藝術大学卒業、同大学院修士課程修了。現在、東京造形大学教授。専門はイタリアンルネサンスを中心とする西洋美術史、文化史。『レオナルド・ダ・ヴィンチ―生涯と芸術のすべて』(筑摩書房)で第4回フォスコ・マライーニ賞を受賞、2007年に開催された「レオナルド・ダ・ヴィンチ―天才の実像」では日本側の監修者となった。『錬金術の歴史』(創元社)、『「失われた名画」の展覧会』(大和書房)、『西洋美術史入門』、『西洋美術史入門〈実践編〉』、『死と復活――「狂気の母」の図像から読むキリスト教』(筑摩書房)、『レオナルド・ダ・ヴィンチの世界』(東京堂出版)など著書多数。


「2024年 『パリ 華の都の物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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