- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334037604
感想・レビュー・書評
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哲学の主軸について包括的に述べられています。
私は哲学についてほとんど知識はありませんでしたが、本書で取り上げられているほぼ全ての人物の名前は知っていました。
名前は知っていてもその人物が何をしたのか、何故偉人と言われるのかは全く知らなかったので、その点について学べた点は大きかったです。
哲学を学ぶ第1冊目としては十分な知識を得れました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本当は、別の本を購入目的だったのですが、その本の横にあったこちらをチョイス。(著者の方、申し訳ありません)
前から哲学に関心があったのですが、難解だろうという先入観があり、なかなか手がだせなかったのですが、"はじめに"を一読し、この本なら何とかなるかなと購入。
タイトルの様に、学び直すレベルどころかほぼ初学者レベルでしたが、かなり安易な記述であり、意識して各章を繋げて下さっていたので、読み進め易かったです。著者に感謝。
著書では、古代ギリシャから現代に至るまで、8名の哲学者を取り上げ、その理論を具体例を交えて解説してます。
さすがにパーフェクトな理解はできませんでしたが、手元に置いて読み返したい一冊です。
いままで考えが及ばなかった"生と死"について、少しは備えるきっかけになったのではないかと思います。
あと、普段 当たり前であると思っている"時間""空間""思考"に対する構えなど。
専門性だけでなく、土台となる教養に関する読書もいいものですね。 -
p.2013/9/17
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ピタゴラス、ソクラテスまでは読み進めれたけど、
最後まで集中続かず断念。
しかしピタゴラスの意外な一面、ソクラテスに感じていた矛盾を少し理解できたりと情報量の多さ故に得ることができた。
以前読んだNHK出版「考える教室」よりも、もう3歩深く哲学を学ぶことができそうです。 -
ぼくは哲学がわからないのだが、そのわからなさは例えば量子論や相対性理論がわからない、のわからないとはだいぶ違う。
哲学という学問分野?が、どのような役に立って、何を目的としているのかがわからない。
いや、「役に立つ」はこの際どうでもよいのかもしれない。クマムシの研究や、鳩が首振って歩く訳の研究も別段役には立たない。クマムシ牧場が産業化される可能性はごく少ないだろうし、クマムシ研究者がそれを目指しているとも思えない。彼らは知りたいだけなのだ。
で、哲学がわからない。哲学者は何が知りたいのだろう。哲学はどのような役に立つのだろう。哲学するものとしないものには、どのような差が現れるのだろう?
本書は哲学の歴史と代表的な学説?を俯瞰するには手頃だと思う。
ただ、上記のような質問には答えてくれないので、結局ぼくは哲学がわからないままだ。 -
哲学youtuberのネオ高等遊民さんという方がオススメしていたので読んでみました。
哲学初心者にもとっつきやすく、しかし、取り上げられている哲学者の思想のエッセンスをちゃんと説明してくれている感じがしました。
面白くて、ぐいぐい読めてしまうので、興味がある方はぜひ! -
哲学の歴史の概説してくれた。
時代時代で重要な人物を取り上げながら哲学の考えがどのような変遷を辿ったのか知らせてくれた。 -
今ある哲学の体系を有名な哲学者がそれぞれ影響を受けて作り上げていった過程を分かりやすく記してあり読みやすく楽しかった。
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哲学史の大きな流れに配慮しながら、哲学のエッセンスと面白さを伝えるというコンセプトの本。「哲学は思考のラディカリズム(常識的な物の見方を覆す、物事をその根本から考え抜く)である」という大きな軸となる考え方のもと、ピタゴラス、ソクラテス、プラトン、アリストテレス、デカルト、カント、ヘーゲル、ハイデッガーという8人の哲学者が主に取り上げられている。
確かに哲学のエッセンスを掴むには最適の書だと感じた。奥に、ピタゴラスからアリストテレスに至る古代ギリシアの哲学については非常にわかりやすかった。数学の優位、現実への軽蔑など近代哲学のベースとなる考え方が、古代ギリシアで大体用意されていたということがよくわかった。また、「タイムマシンはありえるか?」を検討したりするベルクソンの「持続」という概念の説明も興味深かった。 -
請求記号:SS/130/Ko16
選書コメント:
あの難しい”哲学”が、はじめて学ぶ人にも分かりやすく書かれた1冊です。
(東松山図書課 閲覧担当)