教養は児童書で学べ (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
3.74
  • (28)
  • (35)
  • (31)
  • (6)
  • (4)
本棚登録 : 601
感想 : 51
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334043025

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 以前、出口さんのお話を伺ったことがあります。
    ちょうど駒崎弘樹さんとの共著「世界一子どもを育てやすい国にしよう」を読了した時だったので、その感想をお伝えし、居場所作りのお話も聞いていただきました。

    出口さんのお話は、深く広い教養を感じさせながら押し付けはなく、京言葉を思わせるはんなりとした口調でスッと入ってくる。聴いていて心地いいのです。
    この本は、その出口さんの優しい語り口が聞こえてくるような気がして、読んでいて心地がよかった。児童書を児童書としてではなく、一文学として大切に捉えていらっしゃるのがスッと伝わってくる。

    紹介された10作品。実際に読んだ、読み聞かせたのは1作品だけど、あとの9作品も読みたく & 読ませたくなりました。

  • 『教養は児童書で学べ』というタイトルだけど…、教養のある人が児童書を書き、教養のある親がその児童書の良い点を理解して子供に紹介することが大事なんだろうなと思った。
    出口さんに教養があるから本の良し悪しがわかるし深読みもできる。単純に児童書を読めば教養が身に付くというものではない。
    確かに児童書だからとか漫画だからということはないと思う。少しずつ児童書を読んでいきたい。
    前から思っていたことだけど、やっぱり命令形のタイトルは好きじゃない。

  • 児童書大好き!
    難しいことも楽しいことも分かりやすい世界
    ライフネット生命」社長がこんなに児童書に造詣が深いって知らなかった
    いろんな本の紹介
    まだ読んでいないのは是非読んでみたい
    図書館の予約メモがあふれています

    ≪ 婆さんが ワクワク読むの 児童書を ≫

  • 出口さんのお話は面白かったです。
    物語の背景、歴史、出口さんの体験など。

    でもこれらの本を読もうとは思いませんでした。
    期待に応えられなくてごめんなさい。

  • 読み継がれたものにはそれなりの理由がある。読書の、知識と触れる喜びの、その深みを感じられる一冊を提供できるようになりたいなぁ。

  • 出口氏による児童書の紹介及び解説。洞察が深すぎて嘆息もの。腹ペコ青虫をつかまえて、「この世界は色彩に満ちている」といえる人間がこの世の中にどれほどいるだろうか。時間をみつけて色々な児童書を読み返したくなる、そんな一冊。

  • 出口さんの教養がたっぷりです。
    さすがにたくさんの本を読んでいらっしゃるので、児童書を示しながら、関連本に出てくる本のタイトルも面白いというもの。
    また、語り口が上手なので、読みやすいかったです。

    P3本にはいい本とそうでない本があるだけ
    P4児童書の魅力は「わかりやすい」からではない
    子どもは大人の父である ワーズワースの虹より

    読書とは何か~「橋をかける」を引用
    「根っこ」と「翼」
    P7自分の世界を広げていくときに役に立つのです。ときに折り合いのつかない自分との間に橋をかけ、他人との間に橋をかける。非常に重要な道具となり、自分を理解し、他人を知ることにつながります。

    P7本を通じて何かを知ることは無条件に楽しい

    知ることのよさ、教養を身につけることのよさは、人生のなかで、チャンスや選択肢が増えるということ。その分、人生が楽しくなる
    P9子どものころに本をたくさん読んでおくと、そのときにはわからなくても大人になってから何かが結びつくことがたくさんある

    P9読まなくてもかまわない
    人生が賢くなるために必要なのは、人、本、旅の3つ
    効率がいいのは本
    時空を超える

    第1章 はらぺこあおむし
    第2章 西遊記
    第3章 アラビアン・ナイト
    第4章 アンデルセン童話
    第5章 さかさ町
    第6章 エルマーのぼうけん
    第7章 せいめいのれきし
    第8章 ギルガメシュ王
    第9章 モモ
    第10章 ナルニア国







    つづく
    hal.deguchi.d@gmail.com

  • 教育は10歳までにしっかりしておきたいところです。しかしながら児童書も大人の心を豊かにしてくれます。

  • 児童書がのちにえた知識とつながっていくところ。
    はらぺこあおむし、西遊記など。

    C0295

  • 家族皆でよむ書籍を探すのに、いいサジェスチョンが頂けました。(まだ家族と呼べる所帯はありませんが。。)

    家族ができる前にパートナーとなる人と一緒にあーだこーだ言いながら読みあいたいな。なんて妄想が膨らみ中(その前にパートナーを見つけろよ。と一人突っ込み)

    思いを馳せるあの子はきっと、あれを選ぶだろうな。

    なんて、児童書だからか想像力がいつもの1.5倍は伸びてまーす。

全51件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

出口 治明(でぐち・はるあき):立命館アジア太平洋大学(APU)学長。ライフネット生命創業者。1948年、三重県生まれ。京都大学法学部卒。日本生命入社。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て2006年に退職。同年、ネットライフ企画(株)を設立し、代表取締役社長に就任。2008年4月、生命保険業免許取得に伴いライフネット生命株式会社に変更。2012年上場。2018年より現職。著書に『全世界史(上・下)』(新潮文庫)、『0から学ぶ「日本史」講義』シリーズ(文春文庫)、『歴史を活かす力』『日本の伸びしろ』(文春新書)、『哲学と宗教全史』(ダイヤモンド社)、『一気読み世界史』(日経BP)、『ぼくは古典を読み続ける』(光文社)等多数。

「2023年 『人類5000年史Ⅴ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

出口治明の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
アントニオ・G・...
出口 治明
J・モーティマー...
ヨシタケ シンス...
又吉 直樹
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×