奇想、天を動かす―長編推理小説 (光文社文庫 し 5-20)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (451ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334716622

感想・レビュー・書評

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  • 吉敷竹史シリーズの長編10作目です。幻想的な独白小説と消費税3%導入に伴う衝動殺人が絡みあい、捜査が進む(各地を旅する)につれ新真実が発覚、ノンストップで解決に至ります。今回は、捜査も推理もキレッキレです。あの牛越警部ともども真相に迫ります。新本格・社会派トラベルミステリといった体裁ですが『暗闇坂の人喰いの木』の前年にこんな傑作があったのですね。社会派としては昭和を総括した感があり、これで吉敷から御手洗に、社会派から新本格に天秤が傾いていったのでしょうか。吉敷の今後が心配だ。(1989年)

  • 島田荘司の傑作の一つ。

  • 島田荘司の左翼丸だしな誘導文が気持ち悪い

  • 表紙が違う

  • 1999/10/7 読了

  • 御手洗潔シリーズから吉敷刑事シリーズへと足を伸ばしてみた。

  • 長いので、どっしりと読みたいで放置

  • 期待が大き過ぎたのか。古い作品だからなのか。そこまではまりはしなかったなぁ。

  • 目次
    おどるピエロの怪
    ハーモニカを吹く老人
    吊るし首の死者
    宮城へ
    白い巨人
    単独継続捜査
    ピエロと女
    消える道化
    二つの列車、五つの事件のパズル
    北の現場への飛来
    夜桜の幻
    長い旅の果てに
    エピローグ
     解説 司凍季

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著者プロフィール

1948年広島県福山市生まれ。武蔵野美術大学卒。1981年『占星術殺人事件』で衝撃のデビューを果たして以来、『斜め屋敷の犯罪』『異邦の騎士』など50作以上に登場する探偵・御手洗潔シリーズや、『奇想、天を動かす』などの刑事・吉敷竹史シリーズで圧倒的な人気を博す。2008年、日本ミステリー文学大賞を受賞。また「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や「本格ミステリー『ベテラン新人』発掘プロジェクト」、台湾にて中国語による「金車・島田荘司推理小説賞」の選考委員を務めるなど、国境を越えた新しい才能の発掘と育成に尽力。日本の本格ミステリーの海外への翻訳や紹介にも積極的に取り組んでいる。

「2023年 『ローズマリーのあまき香り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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