- Amazon.co.jp ・本 (451ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334716622
感想・レビュー・書評
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吉敷竹史シリーズの長編10作目です。幻想的な独白小説と消費税3%導入に伴う衝動殺人が絡みあい、捜査が進む(各地を旅する)につれ新真実が発覚、ノンストップで解決に至ります。今回は、捜査も推理もキレッキレです。あの牛越警部ともども真相に迫ります。新本格・社会派トラベルミステリといった体裁ですが『暗闇坂の人喰いの木』の前年にこんな傑作があったのですね。社会派としては昭和を総括した感があり、これで吉敷から御手洗に、社会派から新本格に天秤が傾いていったのでしょうか。吉敷の今後が心配だ。(1989年)
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島田荘司の傑作の一つ。
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島田荘司の左翼丸だしな誘導文が気持ち悪い
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表紙が違う
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御手洗潔シリーズから吉敷刑事シリーズへと足を伸ばしてみた。
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長いので、どっしりと読みたいで放置
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期待が大き過ぎたのか。古い作品だからなのか。そこまではまりはしなかったなぁ。
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目次
おどるピエロの怪
ハーモニカを吹く老人
吊るし首の死者
宮城へ
白い巨人
単独継続捜査
ピエロと女
消える道化
二つの列車、五つの事件のパズル
北の現場への飛来
夜桜の幻
長い旅の果てに
エピローグ
解説 司凍季