甘露梅: お針子おとせ吉原春秋 (光文社文庫 う 15-1 光文社時代小説文庫)
- 光文社 (2004年6月1日発売)
本棚登録 : 362人
感想 : 28件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334737030
感想・レビュー・書評
-
内容(「BOOK」データベースより)
岡っ引きの夫に先立たれた町家の女房、おとせ。時を同じくして息子が嫁を迎えたため、自分は手狭な家を出ることに。吉原で住み込みのお針子となったおとせの前には、遊女たちの痛切な生の営みがあった。さまざまな恋模様、その矜持と悲哀。そして自身にもほのかな思いが兆しはじめ…。今宵ひと夜の夢をのせて、吉原の四季はめぐる。哀切の傑作時代小説。
令和元年11月14日~16日詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小説宝石1998年別冊初冬号、1999年5、11月号、2000年8月号、2001年4、8月号連載のものを2001年11月に刊行。2004年6月文庫化。6篇の連作短編。吉原が舞台のため、哀しい話もありますが、しっかりと生きるおとせが、楽しく、面白い。15年前の作品ですが、良い話です。ラストの大団円が楽しかったです。
-
読書中。