- Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334748074
感想・レビュー・書評
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すごく面白い。
who why how が綺麗。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前半はなかなか読み進められず悶々としてた。
後半にかけてハイスピードで展開が早くて圧倒された。
どんでん返しが、2度3度とあって追い付かなかった。
最後の伏線回収、キレイにまとめられて圧巻!
面白かったし、後味も悪くないので、オススメの部類! -
思い込みって恐ろしい。ラストまで騙されながら読了。
「人間というのは身勝手なもので、哀しい歌や哀しい詩に心地よく酔うことができるのは、自分自身の心が落ち着いていて、何の問題もないときだけだ。本当に哀しく、心が締め付けられているときには、それらはただ不快なだけだった。」 -
いや〜やられました。。
ミスリードをしていた、自分が悔しくて悔しくて
震えます笑笑
思い込むと中々そこから見方を変えることは難しい。
物事を俯瞰して見れるようになろたいですが。。
出来なかった。。
①⇨②⇨③の順番で犯人というか黒幕というか
そいいった考えて見てたのに。。
最後は「えっ!」となりました。。
これほど矛盾なく違和感なく、物語を進めていく小説は
久しぶりに出会いました。読んでいてとても良かったです‼️ -
ホラーが苦手な私でも大丈夫だったサスペンス。
どんでん返しが続き、驚きの展開だった。
タイトルが秀逸。
ストーリーが先なのか、タイトルが先なのか。
終始、鬱屈とした雰囲気だけど、あっさりとした部分もあって暗くなりすぎず、読みやすかった。
エンタメとしてはいいんだけど、暫くしたら忘れてしまいそう。 -
先入観は怖いってこと痛感した。
家庭環境とか人間関係がいろいろ複雑で悲しい。
本当に正しい事だったんだろうか?
誤解されたままなのが1番辛いかも。 -
エアロスミスの名曲
が取り上げられてる時点で
飛びついたけど、
いやぁ〜
まんまと騙されましたよ…(≧∇≦)
巧妙に張り巡らされた伏線の数々、
明らかになる
驚愕の真実と、
二転三転するどんでん返し。
自分が予想していた答えを
鮮やかに反転させてみせる
憎らしいくらいの技量。
でもあっと驚く
どんでん返しの映画に
思いがけずに出会った時みたく、
騙されてるのに
なんか嬉しかったりして(笑)
ほほ〜
そうきますか〜って感じ(^O^)
エアロスミスをコピーする
アマチュアロックバンド、
Sundowner(サンダウナー)。
メンバーは高校の同級生であり
現在30歳トリオの
竹内耕太(Vo)、
谷尾瑛士(b)、
姫川亮(g)、
そして初代ドラマーの妹で25歳の
小野木桂(ds)。
ライブに向けて
日々精進する彼らだったが、
やがて起こる
スタジオ内での
事故に見せかけた殺人。
主人公である
姫川亮がひた隠しにする、
幼い頃に死んだ
姉の落下事故の謎や、
小野木桂の姉、ひかりとの
不穏な関係を絡めながら、
読者は迷宮の森の中、
読む者をミスリードさせる
道尾秀介の巧妙な罠をかいくぐりながら、
流行る気持ちを抑えつつ
犯人を推理し、
トリックの謎を解明しようと
慎重に読み進めることとなります。
(と言いつつ後半は真相が知りたくて
一気読みでしたけどね笑)
しかし人間の思い込みとは
いと怖ろしや〜。
人間の脳は
一度それだと思えば
それにしか見えなくなったり、
自分が認めたくない事柄を
心が都合のいいように
解釈したり。
そういった
人間の勝手な「思い込み」を利用して道尾秀介は
これでもかと
読者にトラップ攻撃を仕掛けてきます(笑)
彼が胡散臭い
営業マンだったなら、
さぞかし自分は
沢山の布団や浄水器を買わされていたことでしょう…(T_T)
あと『人生は芸術作品の模倣である』
という言葉には妙に納得。
自分も学生時代、
好きなギタリストに憧れて
ギターを始めたし、
好きな役者の真似をして
彼が影響を受けた
同じ小説を読んだりしたもんなぁ〜♪
自分たちはみな、誰かのコピーで、
みんな誰かの真似をしながら
いつしか自分だけの個性を身につけていくんですよね。
自分にとって
道尾作品は当たりハズレが極端なんやけど(笑)
これは当たりでした(^_^)v -
よくここまで練れるもんだと思う。中盤まで何なのかよくわからないタイトルのラットマンを、最後で活かすのも凄い。真相っぽいもの、その手掛かりを提示しまくりながら、登場人物もしっかり描きながら、全部絡め取っていくのもすっきり。後味が良いとは言えないが、しっかりと全て締めるのもすっきり。そしてエアロが聴きたくなるのでToys In The Atticを聴き直す。