- Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334749040
作品紹介・あらすじ
百人を超える死者を出した列車事故。原因は、踏切内に進入した飲酒運転の車だった。危険運転致死傷罪はまだなく、運転していた男の刑期はたったの五年。目の前で死んでいった顔見知りの女子高生、失った自分の右腕。元駅員は復讐を心に誓うが…(表題作)。ほか、警視庁捜査一課刑事・姫川玲子の魅力が横溢する七編を収録。警察小説No.1ヒットシリーズ第三弾。
感想・レビュー・書評
-
姫川シリーズ第3弾!
今回は、短編集7編!
女性は、生きにくい警察組織の中で、何とか折り合いを付けて生きていく姫川さん。
しかし、刑事という人種か、姫川さん独自の能力か、人間観察力は凄い。
会話とか態度の少しの違和感が、事件を解決の方向へ向かわせる!
刑事という職業は、ほぼ休みなし。自分が疑問に思う事は、休みの日に…
これは、よほどの使命感があるのか、それ以外の何かか?…
24時間仕事脳やな。ずっと考えてなあかんし。
何も考えてない私にはムリな職業や^^;
短編集やけど、読ませてくれます!いつものグロさはないので、読み易いけど、個人的には、残念な気もする(⌒-⌒; )
過去の姫川さんから、現在までの話で、色々詰まった短編集です!
どうぞ!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
姫川シリーズの短編集。先にインデックスを読んだので2つ目。短編集は主人公の過去の歴史とか人となりが良く分かるが、やはり短いのでミステリとしては深さが足りなくなる。考える間も無く犯人に辿り着く。「過ぎた正義」では不審な二人の死に疑問を持った姫川が犯人に辿り着き、犯人もそれを認める。しかし、それは直感だけであり、証拠が無い。犯人は最後に息子を殺そうとしているが、そこで小説は終わってしまう。どうやって阻止し、逮捕に結び付けるかが気になってしまう。
-
無理な大どんでん返しとか、衝撃のラストとかではなく、ひたすら臨場感があるのも良いです。→インビジブルレインへ
-
コンテンツまでシンメトリーにこだわる凝りようの短編集。話はさっぱりした味の作品ばかりだが、楽しかった。解説にあったリーダビリティ、その通りの作品。
-
安定でした。短編なだけにひとつひとつサクッと読めます。
でもやっぱり長編にはかなわないかなあー、、
あっさり過ぎたけど、終わり方が妙に心残りする感じが誉田さんの上手い所だなあと思わせられました。
-
『ソウル』に続き、誉田作品六作目。シリーズ第三弾。短編集。短篇って基本的に嫌いなのであまり読まないのですが、これは良かったですね(^^) 玲子が今までどんな事件に出会い、どう思ってきたのか——より深く彼女を知ることが出来て、ますます好きになりました!シリーズものにはこういう短編集が必要なんだなぁと初めて感じた、そんな作品。
-
短編集なので読みやすく、一気に読破出来た。
ドラマが好きで何回も観てたので、全てがネタバレだったけど楽しめた。
特にすきなのは、悪しき実。
ドラマで観たシキミ地蔵の場面、思い出して泣けた。
-
姫川玲子シリーズ3作目
姫川玲子が過去に関わった事件に関するエピソード2編を含めて、容疑者との人間模様を描いた7編の連作短編集。
姫川玲子は、前作までに比べて人情味溢れるベテラン刑事のような風格を漂わせていて、なんか格好良い。
また、前二作で私を苦しめた痛々しい描写も、比較的、控えめ。
直感的に事件を解決する姫川玲子の特性故か、短編でも全く物足りなさを感じることなく各作品を楽しめた。
今まで読んだシリーズ3作の中で、一番私好みの作品だった。 -
やっぱり短編だともの足りなさが…