短劇 (光文社文庫 さ 24-2)

著者 : 坂木司

• 光文社 (2011年2月9日発売)

感想・レビュー・書評

[Ｌｉｌａｃさんの感想 · 2015年1月27日]

ブラックなのはかなりブラックだけど、いい話も不思議な話も笑える話もあったし。面白かったです。
バリエーションに富んでいるから、私は『何が困るかって』よりもこっちの方が好きだな～。

[kino-miさんの感想 · 2015年1月23日]

坂木さんの本はこれで二作目。
二作目にして、まあダークなものを手にしてしまったものだ。

「短劇」のタイトル通り、表紙を捲ってみればショートショートな作品集。
そのどれもが不思議でダークで、そして奇妙。
一冊を通して読むよりも、日をまたいで数作ずつお読みになるほうが胃にも優しいだろう。
あとがきまで一貫してモヤがかった一冊。
普段はほのぼのした作風と聞く著者・坂木さんの裏の一面を垣間見てしまったような、そんな気分。

誰が、何が、いつどこで見ているか分からないから、下手なことはできないな。
...なんてね。

[yoshi2013さんの感想 · 2015年1月7日]

「和菓子のアン」の作者作品であることから読んだが、全く違うテイストのダークなショートショート集ですね。
人間の心に潜む闇を描いていて有り得るかもと、どこか納得。
短編集は気楽に読めるが物足りないですね。

[ますたぁさんの感想 · 2014年12月18日]

日常系ミステリの作家が書いたショートショート
ってか、ショートショートって星新一しか読んだことないけど、全部こんななのかね？

最初はほのぼの系なんだけど、ブラックなものやダークなもの、ホラーなものの比率が後半になると増える

個人的にツボにはまったのは「秘祭」
あれは年頃の子にとっては辛かろうなぁ（笑）

[arukudesuさんの感想 · 2014年11月18日]

ブラックなオチのおおい短編集。
さりげない日常に潜む毒がたっぷりです。

[pokopoko0713さんの感想 · 2014年11月5日]

ホントに坂木さん？と思うほどブラックが過ぎる。
最初は楽しく読んでいたけど、後半はうんざりしてしまった。

[ちまきさんの感想 · 2014年10月22日]

裏表紙に「坂木司版　世にも奇妙な物語」とある通り、
ハッピーエンドもバッドエンドも詰まってるショートショート。334ページに全２６編。
純然たるホラーではなく、日常的な不思議を題材としているので、読了後に不安にかられる作品だ。
甘めの人情話を得意とする著者の新たな一面を垣間見られる作品集だ。

・「試写会」
無料試写会に参加。だが、そのVTRは自分を盗撮したもので……。
・「最先端」
流行の高級ネイル。その廉価版のサロンを、知人紹介されたのだけど……。
・「ケーキ登場」
レストランでの誕生日パーティー。しかし本心は、周囲から見る印象と食い違っていて……。

[かよさんの感想 · 2014年9月30日]

ホラーというのかな、ミステリー・・でもないな、不思議なお話ですね。ショートショートで、奇妙な感じに囚われたと思ったらスグ終わる。その繰り返しなので短編でも一気に読めました。タモリ氏がストーリーテラーを務めていたまさにあの番組のような雰囲気ですね。テーマ曲が聴こえるようでした。

[maさんの感想 · 2014年8月14日]

①短編
②ﾌﾞﾗｯｸ
③縦軸

私の好きなものが詰まっていて、気に入っています。

[greenflashさんの感想 · 2014年8月5日]

坂木司版「世にも奇妙な物語」と裏表紙に書かれていた。

ブラックなものが多くて、あまり楽しめなかった。

著者プロフィール

一九六九年、東京都生まれ。二〇〇二年『青空の卵』で〈覆面作家〉としてデビュー。一三年『和菓子のアン』で第二回静岡書店大賞・映像化したい文庫部門大賞を受賞。主な著書に『ワーキング・ホリデー』『ホテルジューシー』『大きな音が聞こえるか』『肉小説集』『鶏小説集』『女子的生活』など。

「2022年 『おいしい旅 初めて編』 で使われていた紹介文から引用しています。」