短劇 (光文社文庫 さ 24-2)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334749057

感想・レビュー・書評

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  • 1話あたり10ページくらいの短編集。
    ブラックというか、ちょっと怖いオチの話が目立つ印象です。

  • 懸賞で当たった映画の試写会で私が目にしたのは、自分の行動が盗撮された映像だった。その後、悪夢のような出来事が私を襲う…(「試写会」)。とある村に代々伝わる極秘の祭り。村の十七歳の男女全員が集められて行われる、世にも恐ろしく残酷な儀式とは?(「秘祭」)。ブラックな笑いと鮮やかなオチ。新鮮やオドロキに満ちた、坂木司版「世にも奇妙な物語」。

    最初の短編「カフェラテのない日」がほのぼのした終わり方だったので、油断した。坂木司という作家のイメージが覆された一冊だった。
    ブラックな話を読みたい人、オススメです。

  • えっ何これ。
    ショートショート26篇全部面白いって何なんだ。
    読めそうで読めないオチ、残酷さはないけど間違いなくブラックな展開。
    最高。
    特に『秘祭』がニヤリとする。
    『物件案内』のオチもかなり好きだな。
    ああでも、バースデーケーキを囲んでの不穏な空気とそれぞれの思惑が渦巻く『ケーキ登場』も捨てがたい。

  • 大好物な世界観。

  • ショートショートのような短編の集まりですが、
    読んでビックリでした。
    この著者のほかの小説からは想像できない
    ブラックさでした。
    心温まる世界を想像していたらあったのは
    不思議なこわい世界。

    幅が広いなぁ。

  • ひとつひとつは短いけれど、引き込まれる世界観はしっかりと。
    きゅんとしたり、ぞっとしたり、スカッとしたり、ぐっときたり、感情が慌ただしい。
    坂木司さんの小説って、ほんわかなイメージしかなかったんですけど、まさかこんなブラックな話も書かれるなんてびっくり。
    『肉を拾う』とか『ゴミ掃除』とか、ぞっとして怖くて「これほんとに坂木司さん?」って思わず表紙見直したくらい。
    いろんな色が出せるってすごい。
    超短編ばかりですが、読み応えありました。

  • 26編のショートショート集。
    途中でオチが読めてしまったり、納得いかない話しだったりでそこまで楽しめなかった。
    オススメをあげるなら「雨やどり」かな。
    どんでん返しや秀逸なオチを期待してる人には勧められないなあ。

  • 短編

  • 『和菓子のアン』から入って『先生と僕』、そしてこの短劇と、坂木さんの本は三冊目。個人的には「カミサマ」が好き。「秘祭」はなかなか…。中にはある種のホラーな話もあって、楽しめた一冊。

  • 私の趣味には合いませんでした。

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著者プロフィール

一九六九年、東京都生まれ。二〇〇二年『青空の卵』で〈覆面作家〉としてデビュー。一三年『和菓子のアン』で第二回静岡書店大賞・映像化したい文庫部門大賞を受賞。主な著書に『ワーキング・ホリデー』『ホテルジューシー』『大きな音が聞こえるか』『肉小説集』『鶏小説集』『女子的生活』など。

「2022年 『おいしい旅 初めて編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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