短劇 (光文社文庫 さ 24-2)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334749057

感想・レビュー・書評

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  • タイトルに惹かれて購入。
    短、というとおり短編集。しかし、全ての作品が全く違ったテイストの話。
    心温まる話、不気味な話、その儀式は自分は絶対やりたくないなと思わせる話、など1冊で何度も新しい物語に触れる事ができる一冊。この本で坂木司を読むようになりました。

  • (もくじ)
    目撃者
    雨やどり
    幸福な密室
    MM
    迷子
    ケーキ登場
    ほどけないにもほどがある
    最後
    しつこい油
    最後の別れ
    恐いのは
    変わった趣味
    穴を掘る
    最先端
    肉を拾う
    ゴミ掃除
    物件案内

    試写会
    ビル業務
    並列歩行
    カミサマ
    秘祭
    眠り姫
    いて
    単行本版あとがき
    解説 千街晶之(せんがいあきゆき)

  • ◎26のショートショートに、暗めな日常が紛れ込む

    26のショートショート集。ほぼ「ブラック」な物語。日常にもしかして潜んでいたのではと疑いたくなるほどリアルで、作者の名前やタイトルで想像した内容と全く違って驚いた。星新一も彷彿とさせる爽やかな語り口もよい。

    ひとつだけご紹介。「MM」 …わたしは、しがないOL。あるときインターネットの掲示板を見ていたら、あれ私のことが書いてある?書き込み人はMMさんで、いつも面白い書き込みで有名な人だ。さて、なぜMMさんは私のことが書けたのか・・・ハッ!そういうことか。

  • 2012/4

  • ほっこりからホラーまで幅広く。後者のほうが印象的。
    「しつこい油」ラストのモヤモヤ感。
    かわいいひと。

  •  坂木さんの作品を読むのは二作目だったけど、『和菓子のアン』を読んだ時に受けた印象と全く違ったので驚いた。ブラックなユーモアやシュールな世界観、少し残酷なシーンなどいろいろあって、飽きずに最後まで楽しめるショートショート集。特に印象的だったのは、「MM」「最先端」「秘祭」。

  • 少しブラック目な短編集。

    いろんなお話があったけど、
    そんなに印象に残るものは無かったかなぁ。

  • 「秘祭」が一番好き(絶対やりたくないけど)。でも「ゴミ掃除」や「壁」のブラックさもクセになる。

  • 2011・3読了。
    意外に引き出し多い作家なのかな。これから出る作品に期待。

  • 坂木司の短劇を読みました。

    26のショートショートが収録されている、奇妙な物語でした。
    怖い物語、気持ちの悪い物語、どんでん返しの物語、驚きの結末の話、それぞれの物語をおもしろく読みました。

    「最先端」の気持ち悪さ、「試写会」のどんでん返し、「秘祭」のばかばかしさ、「肉を拾う」のアイディア、さすが小説家のネタの引き出しはたくさんあるんだな、と感心しました。

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著者プロフィール

一九六九年、東京都生まれ。二〇〇二年『青空の卵』で〈覆面作家〉としてデビュー。一三年『和菓子のアン』で第二回静岡書店大賞・映像化したい文庫部門大賞を受賞。主な著書に『ワーキング・ホリデー』『ホテルジューシー』『大きな音が聞こえるか』『肉小説集』『鶏小説集』『女子的生活』など。

「2022年 『おいしい旅 初めて編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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