チヨ子 (光文社文庫 み 13-8)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334749699

感想・レビュー・書評

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  • ちょっとホラー寄りの短編集。とは言え、本当に怖いのは怪奇現象ではなく人間という落ちがつく。

  • 結末が好きではない。
    作品自体が、幽霊やファンタジーを題材とするものが集められていて、それ自体は理解をしている。が、殺人事件を扱う以上『幽霊の存在が犯人解明の手助けをする』のは良くても『犯人、ないし作品のキーパーソンが物の怪の類だった』というのはNGだと思う。

    もちろんミステリという体裁ではない以上、ロジックが完璧である必要はないのだが、個人的には結末がとても好きではない。

  • この文庫が発売されたのは2011年7月20日。なぜ覚えているかというと東日本大震災のあと岩手県の野田村というところに支援に行く途中、仙台駅の新幹線乗り換え時間をつぶそうと思って駅のキオスクで買ったから。結局読まずに10年以上本棚にあったのだけれど、このたび無事に読みました。宮部みゆきさんの切れ味のある短編。らしくないミスとしては少年鑑別所に8年も入っていた、という記述。鑑別所にいられるのはマックス2か月ですので、ここは少年院もしくは少年刑務所に修正したほうがいいと思います。

  • 「雪娘」★★★
    「オモチャ」★★★
    「チヨ子」★★
    「いしまくら」★★
    「聖痕」★★★

  • 読み終わるのに1週間もかかった。
    「雪娘」は憂いを感じたので一番好きだったかも。
    「聖痕」はいい意味でアホっぽくて好き。絶妙な可笑しさがツボだった。

    あとはほっこりファンタジーホラーで良くも悪くも普通だ。

  • 表題作のチヨ子はファンタジーっぽくって、オモチャは切なかった。

  • オモチャとチヨ子は面白かったけど
    他のは頑張って読んだ感じです

  • ホラーとファンタジーの短編集。

    怖い話ばかりなのかと思ったら、別方向で
    怖い話でした。
    初っ端から、え…という落ちの話で
    純粋ゆえに、な過ち? なのでしょうか?

    その後で読んだせいか、2話目は普通でした。
    しいて言えば、人間の欲深さが
    にじみ出ていましたが。

    表題の3話目はなかなかほんわかしている話でしたが
    4話目の義憤にかられた娘は、利用されてる? と
    疑っていました。
    そうでもなかったようですが、これがきっかけに~で
    事件は解決しましたが。

    そして最後の5話目は、ラストに行くにしたがって
    正体がわかるにしたがって…の怖さが。
    やはり、この世の中で一番怖いのは、人間です。

  • 面白い小編集。充分満足です。

  • いまさら説明のいらない日本を代表する作家の中短編。短編なだけに落としどころが実にうまい。何も言わなくても、知る人は読む、そして感動すると思う。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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