秘密の花園 (光文社古典新訳文庫)

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著者 : バーネット
制作 : 土屋 京子 
  • 光文社 (2007年5月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (507ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334751289

秘密の花園 (光文社古典新訳文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 小学生の頃、一時エンドレスで読んでいた。そしてその時ぶりに読んだ。まさか光文社新訳で読めるなんて。
    はまったきっかけは名前が自分に似てるから。日本の小説には私に似た名前があまり出てこなくてなんとなく寂しさを感じていたし、メアリの元々の自分さえ良ければいいとか他人を斟酌しない様子なんか自分に近い感じがして、メアリのことを好きになってくれる人が出てきますようにと応援してたなあ。鳥やリスを操るディゴンを羨んだりする気持ちは当時と変わらないけど、親子仲の進展に感動できたのは今だからかなと思ったり。

  • 子供による子供の為の話。だけどこの話に出てくる大人の為でもある話。
    文章を追いかけながら、懐かしい気分になり、笑みが抑えられず、自然に対して素直で率直で、なんでも驚き興味を示す三人に何度も涙があふれてくる。
    子供が読んだら、当たり前の事が書いてあると思うのでしょうが、大人から見たら涙ぐまずにはいられない。
    子供のころに感じた新しいものへのあくなき探究心と愛がある。それしかない。
    子供の秘密は、いつか誰かに打ち明ける為にある。
    大人の秘密は、誰にも話さず墓場まで持っていく。
    人を笑顔にさせ、秘密の花園に入り、出てきたクレイヴン氏は、この作品を読んだ読者の姿だと思う。
    とても素敵な作品。

  • 子供の頃から好きで好きで、何度読み返したかわからない作品。
    この新訳は「大人向けの手加減なし」ということで、どんな風になるのか、楽しみでもありつつ不安でもあって、開かないままでいた。
    しかし、開いたらもう一気読み。
    新訳、すごくいい!
    文章がとてもすっきりしていて、心理描写や情景描写の上手さが引き立つ。
    メアリーと共に喜びを知り、愛情を知る、何度も繰り返した経験がまた新鮮に感じられたのが嬉しい。
    子供向けの訳のものは、娘が大きくなった時に読んでくれたらなと本棚に入れてあるのだけど、こちらは私のために手元に置いておきたい。

  • 英国のヨークシャー州を舞台にした作品。自然の描写が秀逸で、美しい。そして登場人物たちも個性溢れて魅力的。題名だけ知ってはいたものの、実は初めて読んだのは大人になってからなのだが、訳者のあとがきにも記されていた通り「大人が読むからこそ得られる感動」があると思った。

  • 両親を流行病で亡くし、遠く英国の伯父のもとへと引き取られた少女・メアリー。それまで周囲の大人にろくに目も向けられず、じぶんが偏屈だということにすら気づいていない彼女だったが、新しい出会いや田園での暮らしを経て、少しずつその心に変化が起きる。

    ------------------------------
    インドのお屋敷からやってきたメアリーの見るものなにもが珍しいといった活き活きとした描写が新鮮。彼女の心を早々にとらえるムーア(荒野)の風景がとてもいい。イギリスに暮らす人びとにとってムーアがどういう存在なのかがちょっとだけ感じとれる。

  • この世の「善きもの」を心から信じさせてくれるような作品。鬱陶しいほどの健全さ、のはずなのに素直に満ち足りた思いで読める。とても懐かしかった。

  • 好きな文字書きさんが読んでいたので気になって読んでみた、ら!!
    久しぶりに楽しいー!
    うわぁ、うわぁああぁぁ!
    なんか読んでるこっちがきらっきらしてきそうな本です。
    満足の一冊。

  • 買ってしばらく置いていましたが、ふと気づいて読み始めると、とまらなくなりました。
    愛らしい子供たちや花・緑・動物が溢れるムーアや庭を想像しながら、移動中の新幹線の中から、青空を眺めてみる・・・
    この世の中も捨てたもんじゃないよね。毎日、素敵なことをみつけようとする心が、幸せをつかむカギなんですね。
    忘れかけていたことを思い出させてくれた本です。

  • 何度も何度も読んでいる本

  • 心がきれいにあらわれて行く、
    本を読むという趣味があってよかったな、
    と思える作品です。

    コレラによって
    不幸にして両親を亡くしてしまったメアリー。
    愛情を知らぬ彼女はまさに暴君。
    つれられていった屋敷でもはじめは乱暴そのものでした。

    しかしながら、彼女を世話してくれる女中さんは
    そんな彼女を温かく見守り
    時にいけないことを教えてくれました。

    そして彼女はだんだんと
    こころに抱えていた闇から開放されるのです。

    世の中に疲れ始めたとき、
    希望を与えてくれる本だな、と感じました。

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秘密の花園 (光文社古典新訳文庫)の作品紹介

インドで両親を亡くしたメアリは、英国ヨークシャーの大きな屋敷に住む叔父に引きとられ、そこで病弱な従兄弟のコリン、動物と話ができるディコンに出会う。3人は長いあいだ誰も足を踏み入れたことのなかった「秘密の庭」を見つけ、その再生に熱中していくのだった。

秘密の花園 (光文社古典新訳文庫)のKindle版

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