変身,掟の前で 他2編 (光文社古典新訳文庫 Aカ 1-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334751364

感想・レビュー・書評

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  • カフカの代表作。朝目覚めると虫に変わっていたサラリーマンの話。理不尽さを描く。

  • 読了したが、私自身の読解力のせいであまり人に説明できるほどの理解が出来なかった。
    短編ではあるが、普通の小説とは全く違う印象を持った。小説ではない小説といった印象で、反ロマン主義文学の基盤となる作品かなと私は考えた。

  • 有名やから読んでみたくて、図書館にあってめちゃくちゃ短いから「すぐ読めるやろ」と手に取ってみた。

    主人公にとってはめっちゃ救いようのないエンド。家族はまあ一応救われたエンド。
    主人公に感情移入してたから、すっきりしない後味。
    描写はちとキモい。
    家族はやっぱり大事。なんかやらかして見捨てられたら終わりやなあって思った。きーつけよ。

  • 頭木さんの「みすず」の連載「咬んだり刺したりするカフカの『変身』」がすごく面白くて、でも、まだ本体をちゃんと読んだことないよなと思い(恥)とっつきやすそうなこの訳で。

    しかし、初心者にはもしかして、この訳、軽すぎるのかも? と感じました。ところどころ、コミカルさの表現が唐突に感じられたり。もちろん、原文が読めないのでなんともいえないのだけど。
    なので、別の訳でも読んでみよう。とりあえず池内紀さんの訳で、別の短編集を読む予定。

  • いい短編集でした。コーヒーの苦~い、また黒いところの良さが大好きな人にいいかも、と当て勘で思います。
    どの短編も、悲惨な話なんだけど、おかしみをもって書かれていて(訳者の持ち味?)、また読みたくなるかも。

  • 「変身」を初めて読んだ。楽しくない展開は聞いていた。ラストの解放感と惨めさとに唸るしかなかった。おもしろい興味深いかき乱される作家だ。

  • 言いたい事は何となくわかるんだけど、私はもう少しロマンチックだったり、重めな表現が好きだな。なんだか本当にさらりと読んでしまった。解説に書いてあった事なんだけども、現実を重く書くのは簡単だけど、軽く書くのは難しい。みたいな感じの事が書いてあった。確かにそんな感じかもしれないと思った。読み終わってからあれこれ考えて、自分の中で勝手に理由づけをして納得してしまったけど。本当にそれでいいのか。新約らしいので、旧約の方も読みたい。欲を言えば、原文で読みたい。

  • 『変身』を目当てに本を買い読みました。

    ある日、目が覚めると主人公が虫になっていたという突拍子もない展開から物語が始まるから、もっと主人公の内面的な葛藤とか苦悩が生々しく描かれているものかと期待していましたが、まさかの内容はルッキズム云々的なものであり思ったよりも淡々と物語が進行するので(翻訳の問題なのか?)肩透かしを食らったというのが正直な感想でした。洋書初心者なので単に自分に合わなかっただけかもしれませんが、、、。

  • 変身と変心

  • 【変身】
    やはり人間は見た目なのか、と思った。
    意思疎通もままならないし、
    気遣いで近づいても嫌がられる。
    最終的に家族は新たな生活をスタートする。
    酷いと思われるかもしれないが人間らしさが出ている作品だなと思った。

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著者プロフィール

ツイッターやインスタグラムで恋に悩む女性にむけて優しく背中を押す言葉を投稿している。著書に『だから、そばにいて』(ワニブックス)、『好きでいて』(セブン&アイ出版)、『何度も諦めようと思ったけど、やっぱり好きなんだ』(KADOKAWA)などがある。ツイッター @kafuka_monchi インスタグラム @kafuka022

「2020年 『だから、そばにいて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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