感染遊戯 (光文社文庫 ほ 4-9)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (355ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334766481

感想・レビュー・書評

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  • ガンテツいいじゃない

  • 913-H-5
    文庫

  • ”Unmask your laughing neighbors”
    この頃より更に官僚への眼は厳しくなってるぞ。
    "55 Stones"のオープニングは'BEHIND THE MASK'だしな。

  • 姫川玲子スピンオフ集。
    普段は良い味を出してる名脇役たちに、スポットライトを当てた作品。複数の短編がそれぞれの主人公を描いてるだけと思いきや、な、なんと、全ての短編に相関関係があり、素晴らしい作品を作り上げてました。姫川主任も最高だが、ガンテツも最高だわ。かなり面白い。スピンオフは本編のつなぎ的なイメージしかなかったけど、これはその感覚を裏切ってくれた。かなりオススメ。

  • 姫川玲子シリーズ第五作だが、玲子の登場はごく僅かで、ガンテツが主役と言っていいだろう。グロさ無しで、速攻読破。

  • 姫川玲子シリーズ。連作短編物ではあるが、ジグソーパズルのように、最後には一つの事件としてつながっていく。姫川玲子は、今回では、どちかというと脇役。ガンテツこと勝俣警部補がさ、葉山刑事が主役のスピンオフ作品といったところ。

  • 短編集かと思って暇を見つけちょこちょこ読み進めていたらなんと最後に向かって一つの物語になっていました。この一冊では姫川は完全にサブキャラですがたまに出てきては存在感を出しています。

  • 3つの短編と1つの中編からなる作品。
    以前のストーリーとも交錯しており長編小説の様な感覚も抱いた。
    薬害問題・年金問題など現実の世界でも問題になっていることが軸になっており、ネットを用いて犯罪を誘発する所も現実的な展開。どのような結末なるのか色々想像していたが黒幕である辻内が自分の個人情報を流し、復讐を受けてしまう結末に、単純ハッピーエンドで終わらせない誉田作品の真髄を感じた。

  • 15年前に世田谷で起きた殺人事件。
    捜査にあたったガンテツは殺害現場の違和感から、犯人がターゲットを間違えた可能性に行き着く。
    犯人の真の狙いは被害者の父親で元・厚生省薬事局長・長塚利一。悪名高き薬害感染症問題の黒幕と言われた男だった。

    時は経ち…
    外務省の官僚とその愛人が刺され愛人は死亡。助かった官僚も入院先の病院を襲われ刺殺される。
    その事件を皮切りに、元農水省事務次官、元郵政省事務次官と、高級官僚が次々にターゲットとなった。

    悪事の中枢にいながら罪を免れ、利を貪り悠々と余生を送っている悪党共の粛清。

    15年前と同じく謎なのは、如何にして悪党共の住所を特定しているか…

    事件は、息子の起こした殺人事件によって警察を辞職した元刑事の人生とクロスオーバーしながら進んでゆく

    やがて…
    あるサイトが浮かび上がる。


  • #ストロベリーナイト
    #ソウルケイジ
    #シンメトリー
    #インビジブルレイン
    に継ぐシリーズ第5弾!!

    一見、短編集の様な構成ですが
    読み進めるにつれて、パズルのピースが繋がっていくかの様な感覚。
    伏線、回収。誉田哲也さんの犯人が語るスタイル、結構好きです。

    読みながら犯人は誰か?推理しながら
    読み進め、繋がった時の爽快感が
    あるから #ストロベリーナイト シリーズは辞められません。

    今回も読んだ後に、タイトルの意味が
    ストンとおち納得でき、今回のタイトルには誉田哲也さんのイタズラ心が含まれる様な仕上がりでした( ̄▽ ̄)

    決して、主人公の姫川玲子は活躍しないけど、
    3人の男達が経験した捜査や
    事件が後に 1つに繋がり、1つとなって
    連携し始める構成は見事でした° ✧

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著者プロフィール

誉田哲也
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。主なシリーズとして、『ジウⅠ・Ⅱ・Ⅲ』に始まり『国境事変』『ハング』『歌舞伎町セブン』『歌舞伎町ダムド』『ノワール 硝子の太陽』と続く〈ジウ〉サーガ、『ストロベリーナイト』から『ルージュ 硝子の太陽』まで続く〈姫川玲子〉シリーズ、『武士道シックスティーン』などの〈武士道〉シリーズ、『ドルチェ』など〈魚住久江〉シリーズ等があり、映像化作品も多い。

「2023年 『ジウX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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