- Amazon.co.jp ・本 (355ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334766481
感想・レビュー・書評
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前半は中途半端は話でよくわからないが、後半畳み掛けるように全てを結び付けていく。さすが、面白い。さて、次はブルーマーダーですね。
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インターネットからの偶発的な犯罪連鎖。
個人の恨み掲示からの複数化。
Twitterの様な個々の炎上バトルの方が
まだ健全に見える。。ネットの未来は怖い。。 -
姫川シリーズをほとんど読んでいないし、テレビドラマも観ていないが、それでも面白い。
しっかりと読んでみようと思う。
ただ、こんなに簡単に人を殺してしまうかなぁ、と思いつつ、苦々しいラストに考えさせられる。 -
会社役員刺殺事件を追う姫川玲子に、ガンテツこと勝俣警部補が十五年前の事件を語り始める。刺された会社役員は薬害を蔓延させた元厚生官僚で、その息子もかつて殺害されていたというのだ。さらに、元刑事の倉田と姫川の元部下・葉山が関わった事案も、被害者は官僚ー。バラバラに見えた事件が一つに繋がるとき、戦慄の真相が立ち現れる!
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姫川シリーズのスピンオフ短編集。
それぞれの短編に繋がる共通点が見えかくれし、そこからの事件も。
一見おとなしく地味な葉山、言わずと知れたガンテツ、息子が犯罪者になった倉田… キャラクターが生き生きとしている。嫌な奴すら魅力的に感じました。
「姫川班」の活躍、もっともっと見たかったなぁ。 -
「感染遊戯」
ガンテツ登場。
★あらすじ★
会社役員刺殺事件を追う姫川玲子に、ガンテツこと勝俣警部補が十五年前の事件を語り始める。刺された会社役員は薬害を蔓延させた元厚生官僚で、その息子もかつて殺害されていたというのだ。さらに、元刑事の倉田と姫川の元部下・葉山が関わった事案も、被害者は官僚。バラバラに見えた事件が一つに繋がるとき、戦慄の真相が立ち現れる。
”姫川と対立する警部補・勝俣健作(ガンテツ)と姫川班の若手刑事・葉山則之、元刑事・倉田修二をメインに据えた4つの物語を収録した中編集”とのことだが、「感染遊戯」から「沈黙怨嗟」まではその3人がそれぞれ主役の物語を展開し、最終章の「推定有罪」でこれまでの3編で提示された謎が明らかになる構成であり、形を変えた長編です。そう。姫川は、主人公として出てこない!でも姫川玲子シリーズ第5弾なのだ。
ストロベリーナイト(映像版)から入った人には、ガンテツをちょっと知れるという点でお勧め。映像では、武田鉄矢が怪演していたガンテツ。本書では、離婚して元妻から金をせびられるガンテツ。見所がある後輩だから出しゃばることが無ければ潰さないでおきたいと言ってしまうガンテツ。悪を頭ごなしに押さえつける気はなく、事件の黒幕に「俺をあんまりがっかりさせるなよ」と言ってしまうガンテツ。様々なガンテツが現れます。
また、今回は官僚たちが悪に手を染めるというもの。薬害感染を引き起こす、裏金づくりを率先し成り上がる、女性を物として見る、都合の良い解釈で法を改正する等、悪業を尽くす官僚たち。そいつらに鉄槌を下したい。その気持ちを黒幕は利用する。笑う隣人の仮面を剥げというサイトを以って。正に自分は手を下さないで、悪に鉄槌を下す悪である。これは、社会を上手く利用する悪者への赦しがたい憤怒である。
しかし、過去の悲惨な事件をきっかけに殺意を蔓延させる方法を思いつくのは何故なのか?何故黒幕はあの様な結末になったのか?が非常に気になる。んー特に後者何故ああなったんだろうなぁ。 -
ストーリー自体は現代性があって面白かった。
でもやっぱり、姫川が主人公の話の方がいいなあ。 -
姫川シリーズのスピンオフ、短編集。