- Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334924560
作品紹介・あらすじ
伝説的バンドのステージ上で起きた密室殺人!前衛舞踏家が遺したダイイング・メッセージ!客の前から消失したイリュージョニストへの罠!-現代アートシーンで幻想的に繰り広げられる不可能事件。
感想・レビュー・書評
-
ヒグラシと言う名前の評論家にまつわる連作集として読めば十分楽しめるのだが最後2つの作品がどうしても蛇足的。ただここを読まないと副題の意味が通らなくなってしまう。突き詰めると副題を付けた意味さえ怪しくなってくるが、そこは作中繰り返される芸術論に説明は任せておけばよい。前半がうまくできていただけにとても惜しく感じる作品。決して駄作ではないと個人的には思うのだが。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「廃墟と青空」「闇の舞踏会」「神の鞭」はそれぞれ異なる趣があり楽しめた。なかでも「闇の舞踏会」は好きだなと。残りの短編「電子美学」「人間解体」はただただ吃驚させられた。思わずええー!っと大きな声を出してしまった。脳が痙攣をおこした。まじかよ...
-
「廃墟と青空」は『このどしゃぶりに日向小町は』のキャラクターと、『太陽と戦慄』の舞台。普通にミステリとして楽しめた。
「神の鞭」はあまり楽しめず。
他は読めなかった。 -
イカ
-
(収録作品)廃墟と青空/闇の舞踏会/神の鞭/電子美学/人間解体
-
・・・噂どおりのトンミスでした・・・。
「廃墟と青空」
ロックバンドが舞台上から銃声とともに消失。あとにはプロデューサーの死体が。。。
ここって『太陽と戦慄』で導師が殺されたライブハウスじゃないですか~。
そしてまたもロック物。『マラソン』を読んでなかったら、鳥飼さんってこっちにいっちゃったのね~、ってもう読まなくなっていたかもですよ。
「闇の舞踏会」
アートイベント会場で出場者の一人が死んだ。その舞踏家はダイイングメッセージを残していたが。。。
あれ?この人って前の話の人???
「神の鞭」
島を舞台にイリュージョニストがアートを繰り広げる、衆人環視の中でそのイリュージョニストが殺された。。。
また出ましたよ、この人。でもなんか違うなぁ。。。えっ、そっちにいっちゃうの!?
「電子美学」
ここでようやく前三話が前フリにすぎないとわかります。
そうだったの~!っていうか、脱力です、鳥飼さん。。。
「人間解体」
そしてオチ。ああ、そうだったんですね。み~んな○○なんですね。。。
もう、なんといっていいやら。鳥飼初心者にはすすめられないですね、この作品は。
○○が出てきてからやっと、ああ鳥飼さんだ~、と安心しました。
しかし読むのに時間がかかりました。
鳥飼作品はあと2作になりましたが、とても心配になってきました。残りは普通の鳥飼さん(?)だったらいいなぁ。 -
トリッキーなミステリ連作。初っ端からトリッキーな部分はあるのですが、終盤になるにつれて、とんでもない事態になってきます。「モンド氏」の正体が明かされたときにはそれこそ引っくり返りそうになりましたよ! そんなのありかいって!
そして「人間解体」を読んだとき、「相棒」ノベライズあとがきの意味がようやく分かったのでした。……そうか、これでしたか。この作品のほうが、トンデモ度は抜群に上ですね。 -
イカ!!!
-
途中まで面白かったのに、勝手に失速。そりゃないだろう(笑)
-
060416
-
う〜、あのガジェットは面白いんだけどなぁ…ちょっと勿体無いかも。でも、こういうバカミス(?)も好きです。