- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334925987
感想・レビュー・書評
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同級生からそんなにも慕われる田村くんはとても良い人なのだろうけれど、その良さがイマイチ伝わらないし、同級生たちもキャラが曖昧で誰が誰だかわからなくなる。
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同窓会の三次会で小さなスナック・バーに集まった男女5人は、遅れている同級生、田村を待っている。皆、田村と会うのは小学校6年生以来、初めてだ。始めの章で、6年生当時の田村のエピソードが語られ、そこから皆がそれぞれ近況を回想するという短編形式となっているが、読んでいる間、その5人やバーのマスター同様、不思議なほど「早く田村に会いたい!」と思わされていた。しかし…まぁ、田村があんな事になっていたとは…ラストはとんでもない対面となってしまった。バーのマスターもちょっと楽しくて、なかなかおもしろい一冊でした。
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初めはただのオムニバスかと思ったが、3話目くらいから構成が明らかになる。
田村を待つ同級生たちそれぞれの物語。
田村に起こる出来事。
そして大団円。
マスターもいいし、二瓶もいい。
いい本だ。 -
高校の同窓会
既に40代
2次会(3次会だっけ?)に残ったメンバーが田村君との思い出を語りながら彼を待つ
最後の田村君のあれこれは余分な気がしたが
面白い
一気読み -
題名通り田村はなかなかあらわれない。どんなタイミングであらわれるんだろうと思いながら読み進めてたら、なかなか面白かった。
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「田村はまだか」をひたすら繰り返すなか、物語は進んでいく。飲み屋での繰り言に似ているが、その縛りの中でよくここまで話を膨らませたなぁと感心。