- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334925987
感想・レビュー・書評
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2011/10/8読了。電子書籍で読んだ。
二瓶正克がカッコいい。
本編も面白かったが、番外編の「おまえ、井上鏡子だろう」が鮮やかだった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
登場人物が各々が自らが過去を吐露して行くストーリー展開であり、その話に登場してくる「同級生、田村」
遅刻してきている田村は、もう来ても来なくでも良いと思えるほどの各々の話である。
40歳を過ぎての同窓会3次会でのバーが舞台。
自分がもし同窓会に欠席、遅刻をした時に、ここまで待ってくれる友達はいるだろうか?
いや、友達でなくとも、同級生の中で、自分はこれ程の印象に残る存在だったのであろうか。
考えてみた。
読了後に知り合いのバーのマスターにプレゼントしたら、好評でした。 -
小学校の同窓会。3次会で小さなバー。田村を待つ五人+マスター。40歳って微妙な年齢。不惑って誰が言ったんだ。現役でしがみつきたい、でも、自分がもう若くないのも自覚ってややこしいじゃないか。
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酒場に集まる中年男女が待っているのは、同級生「田村」。
「田村」を待ちながら、大人になった彼らの人生の一コマが明かされる。
最後の「田村」が現れる現れない以降の展開が、ベタすぎるように私には感じられた。 -
ありがちなシチュエーションではあるし、特に新しさというものはないのだが。
かといってステレオタイプの退屈さはなく、結果的にぐいぐい読まされちゃうのは、大したもので。 -
さっぱりとした小気味良い文体。だから内容の割に軽い感じがしたけど、楽しめた。きっともうちょっと年を重ねてから読んだらまた違う感想を持って、じわじわと染みてくるものがあるんじゃないかと思った
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札幌の片隅にあるスナック「チャオ!」
カウンターで吞んでいるのは40歳の男女5人
小学校の同窓会の帰り、仲間の「田村」を待っている。
マスターを加えた6人ひとりひとりのストーリーが語られつつ
「それにつけても田村はまだか」
一気読みしました、面白かった! -
表題作は、気持ち良く読めて、続きが読みたい!と思ったけど、続きの短編は、表題作ほど、興味を惹かれなかった。