坂木司リクエスト! 和菓子のアンソロジー

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334928643

感想・レビュー・書評

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  • メデジンで読む。

    和菓子食べたい!
    横浜に中華食べに行きたい!

    坂木さんが好きな作家さんにお願いして実現したアンソロ。



    商品の種類の少なさは自信の裏返し。これが私の飲食店の評価法だ。

    トマどら 日明 恩(たちもり めぐみ




    松露
    食べてみたい
    迷宮の松露 近藤史恵 こんどうふみえ モロッコ行きたいなぁ フェズは迷路
    デーツというお菓子が松露(しょうろ)に似てるらしい



    ゆっくりしたメデジンの時間
    昼寝、音楽、スイーツ、おいしいごはん

  • 10編のアンソロジー。
    設定も時代も、バラエティに富んていた。
    お気に入りは、牧野修「チチとクズの国」、北村薫「しりとり」、畠中恵「甘き織姫」。
    じーんとくる話が好き。
    謎解きも楽しい。
    あの小さい中に、世界を描き出す。
    どの和菓子も魅力的。
    http://koroppy.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-1f3c.html

  • 和菓子のテーマでここまで違う世界を楽しめるって驚きw(゜o゜)w それぞれの作家さんらしい話に仕上がっていて、贅沢な一冊だなと思った(^^)個人的にはやっぱり、言い出しっぺの坂木司さんの作品が好きかな(^o^ゞ本屋さんのアンソロジーも読んでみたいなぁ♪

    • NAUGHTYさん
      贅沢な一冊です。
      本屋さんのアンソロジー、ペットのアンソロジーも読みたいと思ってます。
      贅沢な一冊です。
      本屋さんのアンソロジー、ペットのアンソロジーも読みたいと思ってます。
      2013/06/15
    • tonpeiさん
      >NAUGHTYさん
      大崎梢さんの書店員のお話も面白いからオススメです。
      >NAUGHTYさん
      大崎梢さんの書店員のお話も面白いからオススメです。
      2013/06/15
  • 坂木司さんが9人の作家さんに和菓子に纏わる話しをリクエストした10作の短編集。
    最初は言い出しっぺの坂木さんが和菓子のアンの続編とも言える空の春告鳥。デパ地下の和菓子売場でのアンちゃんと立花くんの軽快なやり取りが微笑ましい。
    近藤史恵さんの迷宮の松露。エストニックな雰囲気だけどこの松露美味しそう。恒川光太郎さんの古入道をきたりては彼独特の作風だけど牡丹餅食べたくなった。北村薫さんのしりとりは甘味の話しだけどしょっぱい感じ。そして最後は畠中めぐみさんの甘き織姫。プロポーズの意を込めて同僚の女性に贈った和菓子のお返しに別の和菓子を貰う。友人たちはその意味を考え結果は七夕のようには行かず悲しい結論に。ちょっとしゃばけシリーズの現代版のような感じがした。いずれの話しも美味しそうな和菓子が出てきて食をそそられながら読んだ。

  • 読むほどに、美味しい和菓子がいただきたくなる一冊。
    普段読まない作家さんとも出会うことになり、1冊で2度おいしい(^o^)ノ 和菓子だけに、優しい気持ちになるおはなしが揃ってます。
    ○○ドラが、プルプルの水饅頭が、……和菓子探しに行こっと。

  • 『和菓子のアン』の続編が読めてうれしかったです。アンちゃんと立花くんのコンビはやっぱりいいなと思いました。そのほかにも和菓子を使った話が出てきますが、『しりとりや』と『甘き織姫』が好みでした。よくよく考えると畠中恵さんの『しゃばけ』も和菓子小説といえるのかも。表紙カバーイラストがかわいい!

  • 読み応えのある短編集だった。
    作家によってこんなにもとらえ方が違うのかととても面白かった。
    和菓子のアンを先に読んでいて、その続編だけ読もうと思ったのに、次の話も面白くて、つぎは?次は?と読み進めてしまった。

    空の春告鳥
    トマどら
    チチとグスの国
    迷宮と松露
    融雪
    糖質な彼女
    時じくの実の宮古へ
    古入道きたりて
    しりとり
    甘きおりひめ

    迷宮と松露、古入道きたりて、甘き織姫 が心に残った。
    迷宮と松露 現実逃避でやってきた外国で、子どものころに親しんだ和菓子に出会う
    古入道きたりて 山奥で出会う怪異その話を聞いた男が時を経て約束の地へ向かう
    甘き織姫 お菓子による高度な心理戦。ネットの時代だから行きつくが、昔だったらもろに育ちを問われる試験だった。

  • 坂木司、小川一水、近藤史恵、日明恩、畠中恵…もう読むしかないじゃないか。

    アンソロジーなのでここの話のボリュームは多くないが、続きが読みたくなるものが多い。

  • 和菓子をテーマにしたアンソロジー

    坂木司さんの和菓子のアンシリーズが好きでつられて読んだ。

    和菓子にまつわる色々なお話。やはり色々な人の作品があるので、ある程度好みというものが分かれた。

    個人的には近藤史恵さんの迷宮の松露と木地雅映子さんの糖質な彼女がヒット。凛としたおばあちゃん・口の悪い先生と主人公以外のキャラが立っているのがいいのかな。新しい世界を知れたし。松露美味しいのかな。食べてみたい。

  • 10名の作家さんによるバラエティ豊かな和菓子短編。
    わたしのお気に入り作品は「トマどら」。

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著者プロフィール

一九六九年、東京都生まれ。二〇〇二年『青空の卵』で〈覆面作家〉としてデビュー。一三年『和菓子のアン』で第二回静岡書店大賞・映像化したい文庫部門大賞を受賞。主な著書に『ワーキング・ホリデー』『ホテルジューシー』『大きな音が聞こえるか』『肉小説集』『鶏小説集』『女子的生活』など。

「2022年 『おいしい旅 初めて編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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