「知の衰退」からいかに脱出するか?

著者 : 大前研一

• 光文社 (2009年1月23日発売)

感想・レビュー・書評

[katzcoolさんの感想 · 2010年12月4日]

これからの世界に必要な能力は、

英語
ファイナンス
IT（それを駆使した論理思考、問題解決法を含む）

この、三種の神器を身につけないと、
食べていけなくなるということ。

英語の勉強をし直さなければ・・・

[kingreonidasさんの感想 · 2010年11月25日]

学習することへの意欲が薄れてきたらすかさず読もう。

[midnight1124さんの感想 · 2010年11月14日]

大前研一のこの本のいくつかは正しいと思うが、多くはそうではない!　地方国立大学の役割は終わっただとか、偏差値教育が現在の「教育」だとか、ものを考えない国民を作ったのだとか言うのは違うと思う。新自由主義者なんだなーと思う。いくつかは正しいと思うが、つまみ食いや、是々非々の対応では、たぶんもうどうしようもないのだと思う。問題は是々非々ということではなく、グランドデザインを描くということだろう。そういう政治家がいないのが決定的な不幸ということだろう。

この本を読んで、大前のデザインは認めたくないが、こういうデザインを戦わせることの必要性を感じたのであった。

[denon_sengaiさんの感想 · 2010年11月14日]

昨日は、都庁に助成金関係書類の提出とちょっとした行政相談のため担当部署へ出向いた。
帰りに、書店に立ち寄り、日経新聞の広告に出ていた表題の本を購入。
帰りの電車に乗りながら、読み進めた。

読み終えて感じたのは、以下のことだ。
台湾では勝間氏を「女・大前研一」というコピーで著書を売っている。
順序が違うが勝間→大前と読書してみようと思い、手に取った。
前に読んだマネー力と比べものにならない、衝撃を受けた。

バカっぽい現象ばかりの日本、というところから話が始まる。
少し前から私もバカだなと感じることが増え、朝のニュース以外、
特別な番組がない限りまずテレビを見なくなった。
カツマ本をはじめとする啓発本をこの2か月で何冊か読み、
このままではいけない。行動に移さねば。と思っているところでの、
冒頭のジャブである。

前半で印象に残ったのは、
投資マインドで考える。
経済を学ぶ。
自己判断で投資する。
人生に責任を持つ。
、、、考える。
低IQ社会とサヨナラするためにネットを利用
などだ。

6章は教育を扱っているので、非常に勉強になる。
学力低下より学習意欲減退
日本に危機感がない、その伝承がない。
60年安保から始まる、政府に刃向わないような国民を育成する愚民政策と、
工業化社会を効率的につくるために必要な「予定調和」の調整機能となる
「偏差値主義」
そこから脱却するには、
子どもたちをスポイルしないよう、
潜在能力を引き出すのが教師の仕事。

低IQ社会で得をしているのは、
政府・外国人投資家・ファンドだという。

従来の教養でなく、
21世紀の教養、
CSR、社会貢献、環境政策、ノーブレスオブリージュを考え、
常に新しい情報で武装すること。が大切。

最後にスティーブ・ジョブズのスピーチが紹介されていた。
http://sago.livedoor.biz/archives/50251034.html
このスピーチは今後たびたび振り返ることになるだろう。

[アクティブ-スミさんの感想 · 2010年10月25日]

多くの日本人は考えない、行動しない事に対して警告をならす本。
国境を越えてビジネスが普通になった国際社会の中で英語も話せない、考えることもしない。そんな人が生き残れるだろうか？
人ごとではないということを思い知らされる。
自らの思考パターンを洗い出し整える必要がある。
勝ち組から学び、自分ならどうするかを日々問い続ける必要がある。
そこまでする理由は「楽しい人生だった」と言うためだと思う。
最後に書かれていた質問「この本を読んで、今日からあなたはどのように行動しようと思いますか？」
はたして、今まで読んだ本が読んだだけに終わっていないか考えさせられる。

[72mukuさんの感想 · 2010年10月6日]

教育が大事

[hanaさんの感想 · 2010年10月5日]

今の教養が、芸術歴史でなく、ネットと環境や貧困問題への見識、というのは納得。大前さんの本を読むと、日本だけで仕事してたら、ダメだ〜と危機感。子どもには留学させたいな、やはり。

[kanazawa1109さんの感想 · 2010年10月3日]

大衆の意見に流される、いい車を買ってやるという意欲もないetc…読んでいてまさに自分のことを言われているようだった。かなりドメスティックな業界に入ることになったけど、グローバルな視点を忘れずにいきたい。安定しているといわれる企業に入ることになったけど、危機意識を忘れずにいきたい。狭い世界に安住することなく、外の世界に目を向け、成長していく、価値のある人間になる。「知の衰退」からいかに脱出するか？それは自分の頭で考えるしかない。後に振り返った時この本がターニングポイントであったといえるよう、実行に移す。

[ytokkunさんの感想 · 2010年9月7日]

「自分で考える力」「考えたことを実行する勇気」「結果がでるまで続ける執念」

[ruitanExさんの感想 · 2010年7月24日]

咀嚼して自分のものにすることは大事。あとは調べることか。
三種の神器はIT、ファイナンス、英語。

著者プロフィール

１９４３年、福岡県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号を、マサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科で博士号を取得。(株)日立製作所原子力開発部技師を経て、１９７２年、マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。 以来ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を務める。現在はビジネス・ブレークスルー大学学長を務めるとともに、世界の大企業やアジア・太平洋における国家レベルのアドバイザーとして活躍のかたわら、グローバルな視点と大胆な発想で、活発な提言を行っている。

「2018年 『勝ち組企業の「ビジネスモデル」大全 』 で使われていた紹介文から引用しています。」