神さまたちの遊ぶ庭

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334978075

感想・レビュー・書評

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  • 2015/5/9 読了

  • 流し読み。
    日記レベル。

    もっといい本書ける人だと思うんだけどな。

  • 北海道トムラウシへ山村留学することになった福井在住の宮下さん一家5人の1年間の生活日記。自然いっぱいの小中学合わせて15名の小さな学校(高校はない、と言うか町で下宿することになる)、こうした環境からか楽しい価値観の発見がいっぱい。スーパーまで37kmと言われて「不便だよね」って思っちゃうけど、都会では通勤に1時間くらいかけて毎日通っていることを思うと1週間に1度の買い物くらいと言う視点は新鮮でした。こうした生活に憧れるのだけど、果たして自分で実行できるかとなると、一歩踏み出せない自分がいる。それは非日常への憧れであって、非日常を日常にする度胸がないのかもしれない。ほんのちょっとしたことで背中を押されて実行できることかもしれないって気にもなるけど。

  • 面白かった。今度、不便なところに引越予定で気分がふさいでいたが、この本のおかげでちょっと楽しみになった。住めば都というしね〜
    それにしても旦那さんは結局何者なんだ?無職なの?(⌒-⌒; )

  • 北海道に移住した宮下家の1年。
    ばばばーっと日々が過ぎていくのだが、まあ可もなく不可もなくというか。

  • 想像もつかないような北海道での日々。胸が熱くなったり、くすっと笑ってしまったり。チャンスの神様はきっと私が思っているよりも髪フッサフッサで、だからちゃんと捕まえなきゃってそう思った。

  • 思わず笑ってしまうどころ満載。
    大変なことも楽しんでしまうあっという間の一年でした。
    宮下さんが選んだ夫の事がもっと知りたい!

  • 暮らしていけるか分からないけど、すごい憧れる。うちの子供達も宮下家にまぜたい。自分も混ざりたい。

  • 私も小説だと思って読んだらエッセイで
    びっくりしたくちなんですが
    これは読んでよかった!!
    作者が1年とはいえ、北海道に子供たちを
    (それもなかなか難しい年頃の)連れ
    引っ越してしまうという行動力に感嘆し、
    子供達やご主人との面白エピソードに
    声をあげて笑い、
    トムラウシの人たちとの別れに涙し、
    軽く読めてしまうのだけど
    一つの生き方として、
    なにげに深く考えてもしまえる
    大満足の一冊。
    普段、エッセイを読まない人にも
    超、オススメ!

  • 語り口が若く軽妙で面白い。
    トムラウシは、北海道内でも特異な自然環境地域
    なので、「北海道ならでは」と一般化して語れない
    とは思うが、
    過疎化が進む山村地域、それも自然環境の
    厳しさ満点、という暮らしのニュアンスは充分伝わる
    作品だと思う。
    多分この作品で、人生を賭けることはしないだろうが、
    こんな風に暮らしてみる人が居るんだから、
    思い切ってもいいかもしれない、と
    うっかり思うくらいのきっかけが満載である。

    日本のどの地域に行っても、
    文明も文化も一律に享受できると考えがちだけれど、
    人が生き難い自然はまだまだあるし、
    人間の力は万能ではないことに
    思いを巡らす瞬間は皆無ではない。

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著者プロフィール

1967年、福井県生まれ。上智大学文学部哲学科卒業。2004年、第3子妊娠中に書いた初めての小説『静かな雨』が、文學界新人賞佳作に入選。07年、長編小説『スコーレNo.4』がロングセラーに。13年4月から1年間、北海道トムラウシに家族で移住し、その体験を『神さまたちの遊ぶ庭』に綴る。16年、『羊と鋼の森』が本屋大賞を受賞。ほかに『太陽のパスタ、豆のスープ』『誰かが足りない』『つぼみ』など。

「2018年 『とりあえずウミガメのスープを仕込もう。   』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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