竹原春泉 絵本百物語―桃山人夜話

著者 :
制作 : 多田 克己 
  • 国書刊行会
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本棚登録 : 113
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336039484

作品紹介・あらすじ

妖怪画集の傑作、竹原春泉が描く『桃山人夜話』(天保12年刊)をオール・カラーで完全収録。

感想・レビュー・書評

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  • 1997年発行、国書刊行会の本。前半が現代語訳、後半が解説。京極夏彦が序文のようなものを書いている。現代語訳や解説で妖怪の背景みたいなものがあって面白い。しかし原文って若干説教くさいものだったんですねぇ。

    内容:【『絵本百物語』の妖怪画】京極夏彦、絵本百物語 現代語訳 霧嶋渡、【『絵本百物語』の妖怪たち】多田克己、【解題】多田克己

  • 妖怪図鑑の傑作、竹原春泉の「絵本百物語」をオールカラーで完全収録。小豆洗い、歯黒べったり、舞首、野狐など、貴重な妖怪画46葉に、原文の現代語訳、図版解説、京極夏彦のエッセイを加える。

  • <閲覧スタッフより>

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    所在記号:721.8/タケ
    資料番号:10199240
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  •  京極堂が参考文献として始終とりだすので、出版されたときに思わず買ってしまいました。
     京極堂シリーズを読むときの、サブテキストとして最適です。

     今は角川文庫で簡易版も出てますので、別に大きい絵でなくてもいいという方は、そちらをどうぞ。

  • 帯表
    あやしき者どもを愛するすべての人に必携の一冊、第二弾!!
    小豆洗、累、歯黒べったり・・・
    妖怪画集の傑作、竹原春泉が描く『桃山人夜話』(天保12年刊)をオール・カラーで完全収録。
    鳥山石燕の仕事が、名もなき異形のモノどもに「名付けていく」ことだったのだとすると、竹原春泉の仕事は、像なき怪異に「像を与えていく」ことだったということができるだろう。妖怪画集の傑作として『百鬼夜行』と並び賞される所以である。(「『絵本百物語』の妖怪画」より)-京極夏彦
    帯背
    妖怪図鑑の傑作

  • 読むということに関しては、鳥山石燕の妖怪画集よりもおもしろいかもしれません。
    物語性のようなものがあるというか。

  • 妖怪絵にハマってまして、『画図百鬼夜行』に続いて『絵本百物語』も借りてきてしまいました。

    『絵本百物語』は諸国に伝わる怪談に挿絵をつけたものだそうですが、目録に物語名ではなく妖怪名をつけているので、物語と言うより妖怪図鑑っぽい感じがします。
    そしてやっぱり絵が綺麗!なんだか江戸時代の絵には独特の魅力があると思います。ぶっちゃけ怖くはないです。
    この本には一つ一つの妖怪に解説があり分かりやすいのも良いところです。
    今、京極夏彦の『巷説百物語』を読んでるところなので、それと合わせて楽しんでます。

  • お歯黒べったりがこわすぎる。

  • と、いうことはこれも当然買っているということで・・・(笑)

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著者プロフィール

1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞、22年『遠巷説百物語』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『死ねばいいのに』『数えずの井戸』『オジいサン』『ヒトごろし』『書楼弔堂 破暁』『遠野物語Remix』『虚実妖怪百物語 序/破/急』 ほか多数。

「2023年 『遠巷説百物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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