嫌われ松子の一生

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 897
感想 : 221
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  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344002852

感想・レビュー・書評

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  • 「嫌われ松子の一生」は、友達が映画で見て楽しかったと聞いたので、それをきっかけに読んでみた。
    とにかく松子の人生は壮絶で波乱万丈。これほどまで波乱万丈な人はいるのかと思えるくらいすごかった。
    幸せになりたいのに、どうしても幸せが掴めなくて、どんな選択をしても幸せが遠のいていってしまう。それでも諦めず幸せになろうとがんばる松子がまっすぐでなんか好きだった。松子のする選択はどうかと思うが。

  • 主人公は優秀でマジメな松子という人物。
    松子は周りに嫌われ、何度も再起を図る。
    しかし、うまくいかない。本当に不運な人だった。
    といった話でした。
    とても切なくなるような話でした。

  • この物語に登場する松子はかわいそうな人間だと思いました。なぜなら幸せになろうとしてもなれなかったからです。しかし、彼女は彼女なりに考えて動き、人生を決めていったからです。自分の選んだ道の責任をとるのは自分です。彼女は最後まで自分の責任を果たし続けました。なので素晴らしいと思いました。

  • 頭が良く美人の教師、川尻松子を巡る運命を描いた物語です。この物語に登場する松子は本当に可哀想な人間です。幸せになろうとしてもなろうとしてもなれなかった。そんな人生を送っています。しかし、彼女の人生は一体何だったのだろうかとは私は思いません。彼女は彼女なりに考えて動き、人生を決めていったからです。自分で選んだ道の責任を取るのは自分です。彼女は最後まで自分の責任を果たし続けました。正に彼女は人生を「生き抜いた」のです。この小説を読んで自分を見つめ直したいと思いました。

  • この本は映画化された本です。すごくおもしろくて松子の人生は衝撃的すごいと思いました。ですが、理解不能なところもあって少し意味不明でした。でも読んでいくうちにどんどん先が気になって結構速くよんでしました。だいぶひどい目にあって最悪な人生の松子ですが、最後少し報われたような気がしました。本当に面白く内容が濃い本だと思いました。映画とは少し違う感じでしたがそれもまた楽しかったです。

  • こーれーはおもしろかった。
    上下2冊を即効で読み終わったのを覚えている。

    最後はあっけなさにぽかんとなってしまった。
    今までいろんな話を読んできたけど、こんな斬新な終わり方は初めて。
    自分と正反対な松子だからすっごく惹かれたんだと思う。

  • 泣きましたっ(p;_;q)

  • なんか映画になってたよなーと軽く手に取った。
    思いのほかシリアスな内容でびっくりしました。

    なんだろう、一生懸命すぎて空回りしてしまうというか、どこか少しだけ歯車が狂っただけでどう転ぶか判らない怖さというか。
    松子さんの最期はあんまりにも寂しい。あの後主人公であるとこの松子さんの甥っ子がどうするんだろうと非常に気になる。

    ――続編、一緒に借りてきたんだけど、やっぱ読んでみるか。

  • 偶然にも読みたいと思っていた翌日に
    友達がくれた本

    これは運命かと思い読み始めたら

    あまりの衝撃的な人生の松子にはまった。

    一気に読んだ。

    最後の最後に
    「えーーーーーーーー」となったけど。


    ある意味、とても心に残る本でした。

  • 松子のなんともタイミングが悪い一生をつづった話

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著者プロフィール

1965年愛知県生まれ。筑波大学大学院農学研究科修士課程修了後、製薬会社で農薬の研究開発に従事した後、『直線の死角』で第18回横溝正史ミステリ大賞を受賞し作家デビュー。2006年に『嫌われ松子の一生』が映画、ドラマ化される。2013年『百年法』で第66回日本推理作家協会賞を受賞。その他著作に『ジバク』『ギフテット』『代体』『人類滅亡小説』『存在しない時間の中で』など。

「2022年 『SIGNAL シグナル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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