眉山

著者 : さだまさし

• 幻冬舎 (2004年12月1日発売)

感想・レビュー・書評

[suzueさんの感想 · 2011年4月15日]

徳島が懐かしくなる。
テレビ版は母の恋に重点を置いているが、小説では母の恋はほとんど描かれず、読者の想像に任されている。
献体について考えさせられる。

[haru76さんの感想 · 2011年2月16日]

さだまさしってのに抵抗がなんとなくあって、控えてましたが、スリムな厚さなので読んでみた。

篠崎の最後の場面が、自分が思っている以上の意味があるのかどうかわからず、もどかしい。

さだまさしをまた読みたいとは、とりあえず思わないなぁ。

[あたるさんの感想 · 2010年11月20日]

読んでいるとお母さんの気風のよさはスカッとするし、でも切なくて。
母と子の物語。自分と重なった。
映画も見てみたい。

[librarylovers2010さんの感想 · 2010年10月8日]

　故郷の徳島を離れ、都会に住んでいる主人公・咲子は母が入所している介護施設で迷惑をかけていると聞き、帰省する。咲子は医師から母は体中に癌ができており、もう余命が僅かだと聞かされるが、あるとき母が検体登録をおこなったと知る。母が検体登録を行った本当の理由とは何なのか、検体登録者たちの熱い思い、解剖学実習での医学生のあるべき姿を考えさせられる作品になっている。

（宮崎大学　学部生）

[てるちゃんさんの感想 · 2010年8月25日]

徳島が舞台の母と娘のお話。さださんが女性主人公の話？って思ってたけど、読んでみたら違和感はなかった。

[のぶこさんの感想 · 2010年5月17日]

徳島が舞台のお話。方言が可愛いです。
とても読みやすい文章だったので本が苦手な人でもサラッと読めると思います。
神田のお龍さんのように達観した女性には憧れますがなかなかあぁいう風にはなれませんね。
『私こそ、人格を恥じております。もう直らないけど』89P

[sihori1028さんの感想 · 2010年2月22日]

龍子のような相手のことを本当に思って怒れる人になれればいいなと思った。
最後の２つのパイプ、という作文が印象に残りました。

[しのぶさんの感想 · 2009年11月4日]

映画を先に見ていたが、よかったので原作に触れたくなりました。
映画がよくできているのがわかった。話の筋はほとんど変えず、エピソードを挟んだりして。本も泣けるが映画の方が映像もあるせいかより泣けた。
さだまさしの本は初めて読んだが、なかなかやるなと思いました。

[fuutanonikkiさんの感想 · 2009年10月22日]

映画にもなり、期待して読みました。（映画は見ていません）
細かい描写があったり、なかったりで、あまりカチッとしていないところが私は好感が持てました。
シンガーソングライターの方は、一曲ごとに物語を設定しているのだなあと改めて思いました。（それが時には短編だったり、長編だったりするのだと思いました。）
扱っている内容は少し現実離れしていましたので、それがむしろよかったかなと思います。

[s0910050さんの感想 · 2009年9月18日]

この本は高校生の時に読んだ事があり、もう一回読んでみようと思い読んでみました。読んで高校生の時はただ単に読んで感想を書いたが今回は2回目ということもあり1回目とは違った感じがして楽しくこの本を読むことができた。

著者プロフィール

一九五二年長崎市生まれ。シンガーソングライター。二〇〇一年、初小説『精霊流し』がベストセラーとなる。『精霊流し』をはじめ、『解夏』『眉山』アントキノイノチ』『風に立つライオン』はいずれも映画化され、ベストセラーとなる。その他の小説に『はかぼんさん―空蝉風土記』『かすていら』ラストレター』『銀河食堂の夜』など。

「2021年 『緊急事態宣言の夜に ボクたちの新型コロナ戦記2020』 で使われていた紹介文から引用しています。」