陰日向に咲く

著者 :
  • 幻冬舎
3.53
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本棚登録 : 6420
感想 : 1500
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344011021

感想・レビュー・書評

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  • 小さな短編がいろんなところにリンクしていて
    読み進めるとびっくりしたり、涙が止まらなくなったり。

    とっても読みやすいので、サラっと一気に
    読めちゃいますが、また再読したら違ったところも
    見えてくるかなぁと、読んですぐ再読したくなりました。

    心情の視点がおもしろい人物も多くて楽しかったです。

    • kuroayameさん
      えぬ、この作品気にはなっていたのですが、なかなか手に取ることがなかったので、これを機会にチャレンジしてみたいと思います♪。映画化もされてまし...
      えぬ、この作品気にはなっていたのですが、なかなか手に取ることがなかったので、これを機会にチャレンジしてみたいと思います♪。映画化もされてましたよね。
      あやたん本棚で登場する本はどれも参考にさせていただき、読書の楽しみとなっているので、早速今週図書館でゲットでいたらいいにゃーっ(^-^)。
      2012/10/10
  • いろいろな人の話が途中からつながっていることに気づき、先を想像しながら読んでいた。劇団ひとりという人についてはテレビでの芸人という視点でしか見ていなかったが、こういう表現ができるんだと、つい作者の見たことのない一面を感じてしまう。映画化されているがどのように実写化しているのか気になった作品。

  • 短編集に見えて、実は全部のストーリーが繋がっていた!すごい!
    ホームレスに憧れて、働きながらホームレスになるなんて面白い発想。さすが芸人さん。
    大ボラ吹きさん…あんたマジか…。

    アイドルの話は、ハッピーエンドで良かった。実話なのかな?
    テレビの世界ってやっぱり簡単じゃないんだなぁ。

    カメラマン目指す女の子の話は、まさかミキが三木さん(男)だとは…。

    ギャンブル男は、お婆さんの気持ち考えたら、寂しくなった。
    ギャンブル男もバカすぎるだけで、根はいい人だね。
    人生何があるか分からない、神に拝むことしかできない、というのは納得した。

    鳴子は、初恋の人ってプードル雷太に伝えなかったのか。
    何十年後に雷太を見つけて会えたのはすごい執念というか…。

    読むとちょっと前向きになれる作品だと思った。

  • 感想
    味気ない毎日から笑いを掬い上げる。隅っこで面白いことを考えているクラスメイトを探すように。本筋と両立させる技量も必要。

  • 劇団ひとりさんの才能に驚き。軽い気持ちでさらりと読めるけれど各人物の視点とひねりが面白く、続けて再読してもまた楽しめる作品。それぞれの関係を完全に理解するには紙とペンが必要。面白かった!

  • 2019.9.13 読了


    めちゃめちゃ読みやすかった。
    連作短編ですが、1章1章に 最後に
    「あ、そーゆーこと!」みたいなのがあって、
    面白かった!

    最初 舐めてたんだけど、
    なかなか面白かったやーん。

    ほんで、最後 繋がるのね。。。!


  • 面白かった。
    テンポが良くてさくっと読めるのに、不思議と心に残って温かい。
    登場人物がみんな優しくてフラットなのがいい雰囲気になってる。
    「拝啓、僕のアイドル様」と「ピンボケな私」が特に可愛くて好き。

  • 不覚にも泣いてしまった。
    ホームレスになりたいという部分から始まるストーリーは
    どうやって終着するのかと思ってましたが、
    短編通しの人物もつながり、人間愛のある作品になってたと思います。

  • ひねくれ者なので、ベストセラーはなかなか手に取れないタチである。が、ほとぼりが冷めた今読んでみて、自分が思った以上に余韻をひきずってしまっている。
    独特な哀愁とユーモアのバランス。私の大好きな連作短編形式で、それぞれの話との絡ませ方も巧い。
    そして何より、オチのつけ方の見事さ。芸人ならではの視点がうまく生きてるなと感じた。
    地味にひっそりと書店の棚に入っていてほしいと思える一冊。個人的には、今読めてよかった。

  • 彼が演じてる全ての人が登場してきます(笑)
    悪人はいなくてだけどやるせなくて・・・それぞれが上手くリンクしていてなかなかの読み応えです。
    次回作を期待したいようなもうここで完結してほしいような・・・。

劇団ひとりの作品

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