魔女と金魚

著者 :
  • 幻冬舎
3.54
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本棚登録 : 353
感想 : 73
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344018426

感想・レビュー・書評

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  • ファンタジーなのにリアル。
    大人のファンタジー小説


    魔女の主人公に…と現実離れした話かと思いきや、悩みあり生活感あり汚い現実あり。

    そして、読破感もあり
    結末が急いでいる感じに捉えるかは、好み次第かも。
    個人的には気になりませんでした

    お勧めしたい小説です

    中島桃果子さんの作品、初めて読んだのですがファンになりました:D

  • 思わずジャケ買いしてしまった一冊。
    現実のお話のようで、ファンタジー小説。
    前半の繭子の迷いの描写がとても鮮明で印象的で良かったのですが、後半一気に話を終わらせようとしているところが残念。少し物足りなさを感じました。

  • ふわふわした感じの現代のお話かと思って借りたのですが、ファンタジーなんですね。

  • 無色透明のビー玉の囁きを通して、街中の音を捨い、占いをして暮らしている魔女・繭子。浮気調査、失せもの探し、そして自分のままならない恋…。『蝶番』で第4回新潮エンターテインメント大賞を受賞した期待の新鋭、待望の書き下ろし

  • 術使いの繭子はデザイナーのイッペ・オオサコにスカウトされているところを
    彼女の妻であるマドカに浮気現場だと勘違いされてしまう。
    誤解はすぐに解けたもののイッペの浮気相手を突き止めてほしいと
    マドカに依頼された繭子は困ってしまう。
    だってイッペの浮気相手は繭子の親友で花屋を営むユメノだったから。
    その上タロットによればユメノはイッペの子どもを妊娠している。
    人の恋愛についてもやきもきするが自分の恋愛も悩みの種だ。
    別れたばかりの要にお互い未練があるもののなかなかうまくいかない。
    しかも要はどうやら花町の地下に彼女がいるらしい。
    他にも花町にはよくない噂が多く
    いい気分になれて副作用も一切ない砂糖といった怪しげなものが
    最近出回っているようだ。
    さらに繭子の元には嫌味な術使いのシュートや
    砂糖売りの北西の魔女たちが現れて繭子を不幸にしていく。
    装丁:三瓶可南子(⑥Design)
    カバー・本文イラスト:オカヤイヅミ

    可愛い表紙に惹かれて。
    占いで相手のことはわかるけれど自分のことはわからない
    術使いの繭子が成長していく物語。
    自分本位だった繭子がシュートたちを見てやっと
    自分がどれだけ周りに甘えていたのかを知ることが出来ます。
    魔法の世界がカラフルで可愛い。

  • 久々に軽いファンタジー。
    軽く読めて、満足。

  • 遠くにいるようで、近くにいる。
    近くにあったはずなのに、手が届かない。
    いろんな人との繋がりの話。
    要がいい。
    あとイッペの子どもっぽいのに大人の部分も好き。

  • ふつうの世界と思いきや、とびっくりだったけどおもしろかった。ちょっとYAっぽい?表紙もすき。魔女とはあるけど、でも、実際には現実世界のようなもので、もしかしたら一人一人がもってるのってこんなサイズの世界なのかも。「人はからだに白い蛇を飼っている」ということばがあって、そんな大変なものが打ち勝つべきものなのか、とおもったり。主人公の魔女が自身をつけていくことがメインなのかな。時間がたってるから思い出せない;「蝶番」といい、中島桃果子さんの本はいいなと思う。

  • タロットの名前がついている街で魔法使いをしている女の子の話。
    世界観と描写がとても好みの一冊でした。
    よくつくりこまれていたし、登場人物も個性が強かったので
    シリーズ化したら嬉しいなと思いました。


    前書きに

    —オトフリート=プロイスラーと、コリコの街で頑張るキキに絶対的に捧げた上で、ちょっとした魔法が使えたらよかったのにと思っているすべての女の子に捧ぐ—

    とあったのが素敵だと思いました。
    前書きにあるだけあって所々に魔女の宅急便が題材にされているのが面白かったです。


    「うんだらるんだら」

  • 無色透明のビー玉の囁きを通して、街中の音を捨い、占いをして暮らしている魔女・繭子。浮気調査、失せもの探し、そして自分のままならない恋・・・。空を飛ぶことに憧れながらも、自分の才能の限界を知る彼女は、自分の能力で知り得たことを人に伝えるべきか、どうやって伝えればいいのか悩み続ける。ある日知り合った有名デザイナーの妻マドカとの関係から、怪しげな「砂糖」を売っている魔女に出会った繭子は・・・。

    装丁がすごいキュートで惹かれて手に取ったのですが、私にはちょっと合わないなー。魔女宅を意識してるのはよく分かるのだけれど、どうせならもっとファンタジー色出した方が良かったのじゃないかなと思いました。主人公の性格がどうにもダメだった・・・才能がないことにある意味すごいコンプレックスを持ってる女の子なんだけど、お前魔女宅のキキより才能あるじゃん?!(空は飛べないけど未来が見えたりする)と首傾げたり。要とのこともそうだけど、被害者意識強すぎて疲れました。舞台は面白いんだけどなぁ。もったいない。

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