面倒だから、しよう

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 159
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  • Amazon.co.jp ・本 (162ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344025066

感想・レビュー・書評

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  • 再読したい。

  • 『置かれた場所で咲きなさい』を読んで共感し感銘を受けたので
    手に取りました。

    前作で色々な事を学べてそれを日常生活でより実践的に行うためには
    どうしたら良いのかと分かりやすく書かれていました。

    今回も特にキリスト教を信じているわけではないですが、
    宗教の枠を超えて人として根本的に大切な事が
    語られてあるのでどれもすんなりと心に入り沁みわたりました。

    どの言葉も素敵ですが中でも下記のものは
    何度でも読み心に留めておきたいです。
     価値があるから生きるのではない。
     生きているから価値がある。
      何ができても、できなくてもいい。
      どんな人でも、生きているだけで価値がある。

     つまずくのはあたりまえ。
     つまずいたおかげで気付くものがある。
      うぬぼれていた自分を見つめ、謙虚になる機会にしよう。

     自分の感情を認めること。
     認めた上で、大ごとにしない。
      腹を立ててもいい。不安がってもいい。
      けれども、感情に振り回され、自分を見失ってはいけない。

     ふがいない自分を受け入れ、
     機嫌よく感謝を忘れずに生きる。
      若い時にできていたことが、年老いてできなくなることもある。
      それでも、今、できることに感謝する。

     ほかの人になる必要はない。
     また、他の人をあなたと同じだと思うのは大間違い。
      私たちの一人ひとりが、かけがえのない存在。
      人と比べて落ち込まなくてもいい。努力目標にしよう。

     誰がいったかではなく、何がいわれたか、
     何が問題か、に中心を置く。
      犯人探しをしていても問題は解決しない。
      冷静になり、問題の本質を見極めることが大事。

    そして第4章の相手の気持ちを考えるというのは
    どれも大事なことと思い、その中でものの字の哲学は
    たった一文字を加えることによって、
    相手の気持ちが穏やかになり
    心のぬくもりを感じられることになり
    とても身近に簡単にできる親切で日頃から
    改めてみようと思えました。

    人生の中で何か躓いたり、くじけそうになった時でも
    この中の本の言葉を思い返してみると
    改めて小さな事からじっくりと丁寧に、怖がらずに前を歩いていけば
    必ずそこには新しい道が開けるのではないかと
    思わせてくれる言葉ばかりでした。
    大人になってから人の心の美しさ、人として大切なこと、
    生きるということなどはなかなか学べる機会がないので
    このような本があるととても勉強になります。
    また何度でも読み返して心の栄養にしたいと思いました。

  • (09.11.2016)

    極力面倒なことから逃げ続けてきた人生。傷つくのを恐れ、恥をかくのが嫌で、自分の殻に閉じこもっていた。これからは、面倒だけど恐れず色々なことに立ち向かい、挑戦し続ける人生を歩もう、と決心させてくれた一冊。

  • 真似をするには高尚すぎる考え方であるように感じた。

  • すごくハッとさせられる言葉が多々出てくるのだけど、どこか上っ面というか綺麗すぎるというか、宗教の一言で片付けようとするので人間味を感じることができず、ふわふわした気分のまま読んでたのですが、汝の敵を愛せよについてはとても印象強く残りました。父を殺した相手と対面するという凄惨な体験をし、どんなに口で綺麗なことを言っていても体がついていかないことがあるという体験は実に人間くさく、だからこそスッと、ガツンと心に入ってきました。

  • 著者の「置かれた場所で咲きなさい」は、今ひとつ共感できませんでしたが、この本の方が読んでいて得るところが大きかったです。
    キリスト教的な考え方に共感できないところもありましたが、何かに思い悩んでいる時に読むと発見があったり気持ちが楽になったりする本ではないかと思います。

  • 前作の『置かれた場所で咲きなさい』が
    人生のバイブルに加わった私。
     
    その作者、渡辺和子さんの2作品目ということで
    いつも図書館で借りる私が、迷わず買いました。
     
    「毎日をていねいに生きる」
     
    これは私が常々思っていることですが
    なかなかうまくいきません。
    日々、時間に追われ、ついつい楽をする道を探してしまいます。
    そして、周りの人と比較し、嫉妬し、落ち込んでしまう。
     
    今回、この本を読む前、あることで酷く落ち込んでいたのですが
    ゆっくり、自分の心にしみこませるようにこの本を読み
    ふわ~っと心が明るくなりました。
     
    本当に胸にしみる言葉ばかりです。
     
    まずは、自分自身を大切にする。愛する。
    そして、今自分が持っている、当たり前のようで
    絶対に当たり前ではない幸せを
    心から感謝し、大切にする。
     
    自分ができる小さな事から始めてみよう。
     
    そんな気持ちにさせてくれました。

  • ひとつひとつの事柄に対して
    両手でいただくこと。
    雑用も雑用と思えばそうなる。
    「雑用だからてきとーでいいというマインド」か
    「両手でいただけるマインドであるか」は
    外には見えないけれど、
    自分の考え方スタンスには大きく影響する。

    「自分がしていることは、一滴の水のように小さなことかもしれないが、この一滴なしに大海は成り立たないのですよ」マザー

  • たった、200ページもない
    薄い本なのに

    読み終わった後に
    心が 温かくなる
       豊かになる

    なんだか、やさしさに包まれるというか
    そんな感じの本でしたね。

    あと、相田みつをさんの詩
    読んでみたくなりましたね。

    「面倒だから、しよう」
    この本の感想も正直面倒です。
    感想を書いている時間を使うぐらいなら
    新しい本を読むのに時間を使った方が
    いいのでは?
    と思うことが多々あります。

    読んだ本を記憶から
    消えないように書いているので
    その先に何があるのか
    解りません。

    よりよく生きるために
    自分の心と戦っております。

  • 渡辺和子シスターの言葉は
    まるで、鏡のように読んだ人の心を写します。
    過去を手繰り寄せて
    恥ずかしくないように。

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著者プロフィール

1927‐2016年。修道者。9歳の時、二・二六事件で父・渡辺錠太郎を目の前で暗殺される。聖心女子大学、上智大学大学院卒業後、ノートルダム修道女会に入り、アメリカに派遣されてボストン・カレッジ大学院で博士号を取得。その後、36歳の若さでノートルダム清心女子大学学長に就任し、のちに同学園理事長、日本カトリック学校連合会理事長となる。『置かれた場所で咲きなさい』(幻冬舎、2012年)は230万部を超えるベストセラーとなる。その他、『面倒だから、しよう』(幻冬舎)、『目に見えないけれど大切なもの』(PHP研究所)、『幸せはあなたの心が決める』(PHP研究所)、『どんな時でも人は笑顔になれる』(PHP研究所)等、数々の名著を世に贈りだした。

「2018年 『あなただけの人生をどう生きるか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

渡辺和子の作品

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